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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 前立腺肥大症に伴う排尿障害

用法・用量

  • 通常、成人にはナフトピジルとして1日1回25mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて50~75mgに漸増し、1日1回食後経口投与する。
    なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は75mgまでとする。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 重篤な心疾患のある患者
使用経験がない。
9.1.2 重篤な脳血管障害のある患者
使用経験がない。
9.3 肝機能障害患者
健常人に比し、最高血漿中濃度が約2倍、血漿中濃度曲線下面積が約4倍に増加したとの報告がある。
9.8 高齢者
低用量(例えば12.5mg/日等)から投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。本剤は、主として肝臓から排泄されるが、高齢者では肝機能が低下していることが多いため、排泄が遅延し、高い血中濃度が持続するおそれがある。

8.重要な基本的注意

8.1 起立性低血圧があらわれることがあるので、体位変換による血圧変化に注意すること。
8.2 本剤の投与初期又は用量の急増時等に、起立性低血圧に基づくめまい、立ちくらみ等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する場合には注意させること。
8.3 本剤投与開始時に降圧剤投与の有無について問診を行い、降圧剤が投与されている場合には血圧変化に注意し、血圧低下がみられたときには、減量又は中止するなど適切な処置を行うこと。[10.2参照]

14.適用上の注意

14.1 薬剤交付時の注意
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することがある。

5.効能・効果に関連する注意

本剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意し、本剤投与により期待する効果が得られない場合には手術療法等、他の適切な処置を考慮すること。

16.薬物動態

16.1 血中濃度
健康成人にナフトピジル25、50及び100mg注)を空腹時に単回経口投与したとき、下記のデータが得られている。
25mg50mg100mg注)
Tmax(時間)0.45±0.210.75±0.710.65±0.22
Cmax(ng/mL)39.3±10.370.1±32.9134.8±55.8
半減期(時間)15.2±4.710.3±4.120.1±13.7
(n=5、平均±標準偏差)
また、1回50mgを1日2回食後反復経口投与注)すると、血清中濃度は4回目投与で定常状態に達した。
16.2 吸収
16.2.1 食事の影響
健康成人にナフトピジル50mgを空腹時及び食後に単回経口投与すると、最高血清中未変化体濃度到達時間はそれぞれ0.75時間及び2.20時間であり、食後投与で遅延する傾向を示し、血清中濃度-時間曲線下面積はわずかに増大したが、最高血清中濃度及び消失相の半減期に変化がなく、ナフトピジルの吸収に及ぼす食事の影響は少なかった。
16.3 分布
16.3.1 蛋白結合率
健康成人にナフトピジル100mg注)を空腹時単回経口投与したときの血清蛋白結合率は98.5%であった。
16.4 代謝
主要代謝反応は、未変化体のグルクロン酸抱合及びメトキシフェニル基の水酸化であった。
16.5 排泄
健康成人にナフトピジル25、50及び100mg注)を単回経口投与したときの投与後24時間までの尿中未変化体排泄率はいずれも0.01%以下であった。
注)本剤の承認された用法・用量は、「通常、成人にはナフトピジルとして1日1回25mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて50~75mgに漸増し、1日1回食後経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は75mgまでとする。」である。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
利尿剤
降圧剤
[8.3参照]
降圧作用が増強するおそれがあるので、減量するなど注意すること。本剤及び併用薬の降圧作用が互いに協力的に作用する。
ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤
シルデナフィルクエン酸塩、バルデナフィル塩酸塩水和物等
併用により、症候性低血圧があらわれるおそれがある。これらは血管拡張作用による降圧作用を有するため、併用により降圧作用を増強するおそれがある。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 肝機能障害、黄疸(頻度不明)
AST、ALT、γ-GTP等の上昇を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。
11.1.2 失神、意識喪失(頻度不明)
血圧低下に伴う一過性の意識喪失等があらわれることがある。
注)発現頻度は使用成績調査を含む

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~1%未満0.1%未満頻度不明
過敏症発疹そう痒感、蕁麻疹多形紅斑
精神神経系めまい・ふらつき、頭痛・頭重倦怠感、眠気、耳鳴、しびれ感、振戦、味覚異常頭がボーッとする
循環器立ちくらみ、低血圧動悸、ほてり、不整脈(期外収縮、心房細動等)頻脈
消化器胃部不快感、下痢便秘、口渇、嘔気、嘔吐、膨満感、腹痛
肝臓AST、ALTの上昇LDH、Al-Pの上昇
血液血小板数減少
霧視術中虹彩緊張低下症候群(IFIS)、色視症
その他浮腫、尿失禁、悪寒、眼瞼浮腫、肩こり、鼻閉、勃起障害女性化乳房、胸痛

注)発現頻度は使用成績調査を含む

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