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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 各種高血圧症(本態性高血圧症、腎性高血圧症)

用法・用量

  • カタプレス錠75μg

    • 通常1回1~2錠(クロニジン塩酸塩として0.075mg~0.150mg)を1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。重症の高血圧症には1回4錠を1日3回投与する。
  • カタプレス錠150μg

    • 通常1回1/2~1錠(クロニジン塩酸塩として0.075mg~0.150mg)を1日3回経口投与する。なお、症状により適宜増減する。重症の高血圧症には1回2錠を1日3回投与する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

腎障害のある患者[急激な降圧により腎機能を悪化させることがある。]
虚血性心疾患又は高血圧以外の原因による心不全のある患者[急激な降圧により心機能を悪化させることがある。]
虚血性心疾患及びうっ血性心不全の既往歴のある患者[急激な降圧により心機能を悪化させることがある。]
脳梗塞又は脳血管障害のある患者[急激な降圧により症状を悪化させることがある。]
高度の徐脈(著しい洞性徐脈)のある患者[症状を悪化させることがある。]
発熱患者[血圧、心機能等に著明な変化を来すおそれがある。]
高齢者「高齢者への投与」の項参照

重要な基本的注意

ときに起立性低血圧があらわれることがあるので、臥位のみならず、立位又は坐位で血圧測定を行い、体位変換による血圧変化を考慮し、坐位にて血圧をコントロールすること。
本剤を投与している患者で急に投与を中止すると、まれに血圧の上昇、神経過敏、頻脈、不安感、頭痛等のリバウンド現象があらわれることがあるので、投与を中止しなければならない場合には、高血圧治療で、一般に行われているように、投与量を徐々に減らすこと。
鎮静作用により反射運動等が減弱されることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に注意させること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)

高齢者への投与

高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。また、本剤は胎盤を通過することが報告されている。]
授乳中の婦人には本剤投与中は授乳を避けさせること。[ヒト母乳中へ移行することが報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

薬物動態

吸収・代謝・排泄
高血圧症患者にクロニジン塩酸塩0.3mgを経口投与した場合、90分で最高血中濃度約1.3ng/mLに達する。血中濃度の半減期は約10時間である。
一部は肝臓においてイミダゾリン環の開裂、フェニル環の水酸化を受けるが、大部分は未変化体である。
健康成人にクロニジン塩酸塩を0.39mg又は1.44mg経口投与した場合、24時間後までに、尿中に約45%、96時間後までに、尿中に約65%また糞中に約22%が排泄される。
[参考:は外国人でのデータ]
分布(参考)
クロニジン塩酸塩0.1mg/kgを経口投与した場合、消化管から吸収後、全組織に均等に分布し、吸収及び排泄に関係のある臓器以外に特定の臓器に集中する傾向は認められなかった(ラット)。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
中枢神経抑制剤
アルコール
鎮静作用が増強されることがある。本剤との併用により相加的に鎮静作用が増強される。
β遮断剤本剤の投与中止後のリバウンド現象が強められる可能性があるので、本剤の投与を中止する場合には、β遮断剤を先に中止し、数日間経過を観察した後、本剤の投与を中止すること。本剤はノルエピネフリンの遊離を抑制するため、急激な中止により血中ノルエピネフリンの上昇が起こる。β遮断剤の併用時は、β受容体が遮断されているため、ノルエピネフリンのα受容体刺激作用が増強され、血圧が急激に上昇する。

重大な副作用 

幻覚
まれに幻覚があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。
錯乱
患者の状態に十分注意し、このような症状があらわれた場合には、適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

5%以上又は頻度不明0.1~5%未満0.1%未満
精神神経系眠気、鎮静作用、疲労感不安、めまい、倦怠感見当識障害
循環器徐脈起立性低血圧、蒼白・レイノー様症状
消化器口渇悪心、食欲不振、下痢、便秘、心窩部膨満感、胸やけ腹痛
泌尿・生殖器陰萎
過敏症注)発疹、そう痒
その他鼻閉、血管神経性浮腫眼の乾燥、血糖値の上昇

注)発現した場合には、投与を中止すること。

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