今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 前田智司1) 日本薬科大学薬学部

著者: 松浦誠2) 岩手医科大学 薬学部 臨床薬学講座 地域医療薬学分野

監修: 中原 保裕 (有)ファーマシューティカルケア研究所

著者校正/監修レビュー済:2024/10/02
参考ガイドライン:
  1. 日本高血圧学会:高血圧治療ガイドライン2019
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、下記の点を加筆・修正した。
  1. 販売中止および適応の箇所の変更

概要・推奨   

  1. 降圧薬の種類には、Ca拮抗薬、ACE(アンジオテンシン変換酵素)阻害薬/ARB(アンジオテンシン受容体拮抗薬)、アルドステロン阻害薬、直接的レニン阻害薬、利尿薬(サイアザイド系・非サイアザイド系・ループ利尿薬・カリウム保持性)、β遮断薬、αβ遮断薬、α遮断薬、レセルピン系、中枢性交感神経抑制薬、血管拡張薬MR阻害薬などが存在する。
  1. 生活習慣の改善のみでは目標降圧レベルに達することは困難と判断された場合、降圧薬による治療考慮する。
  1. 多くの研究にて、降圧薬で血圧を下降させることにより、心血管疾患の発症を予防できることが示されている。そして、この効果は降圧薬の種類によらず降圧の大きさに帰因することが、大規模臨床試験のメタ解析から示されている。したがって、薬剤の選択は、目標降圧作用を到達できるのに十分な降圧効果が高く、また、合併する種々の病態に適した降圧薬を選択することになる(推奨度1)
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各論 

合併症に基づく治療薬選択のまとめ  
  1. 以下の一覧のような背景を認める場合には適応・禁忌に沿った薬剤治療を行うことが望ましい。
 
  1. 患者の背景と適応禁忌薬剤治療の一覧:
  1. 年齢・性別・既往歴:
  1. 高齢者:
  1. 適応:Ca拮抗薬、ACE阻害薬/ARB、利尿薬
  1. 妊娠:
  1. 禁忌:ACE阻害薬/ARB
  1. 慎重使用例:サイアザイド系/サイアザイド類似利尿薬
  1. 血管神経性浮腫:
  1. 禁忌:ACE阻害薬
  1. 脳・心臓血管疾患:(*はACE阻害薬に対し忍容性が悪い場合のみ)
  1. 脳血管障害慢性期:
  1. 適応:Ca拮抗薬、ACE阻害薬/ARB、サイアザイド類似薬
  1. 労作性狭心症:
  1. 適応:Ca拮抗薬、β遮断薬、ACE阻害薬
  1. 冠れん縮型狭心症:
  1. 適応:Ca拮抗薬
  1. 心筋梗塞後:
  1. 適応:ACE阻害薬/ARB、β遮断薬
  1. 左室肥大:
  1. 適応:Ca拮抗薬、ACE阻害薬/ARB
  1. 心不全:
  1. 適応:ACE阻害薬/ARB、利尿薬、β遮断薬
  1. 慎重使用例:Ca拮抗薬
  1. 頻脈:
  1. 適応:非ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬、β遮断薬
  1. 徐脈:
  1. 禁忌:非ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬
  1. 高度徐脈:
  1. 禁忌:β遮断薬
  1. 起立性低血圧:
  1. 禁忌:α1阻害薬
  1. 末梢動脈疾患:
  1. 慎重使用例:β遮断薬
  1. 腎疾患:
  1. 蛋白尿:
  1. 適応:ACE阻害薬/ARB
  1. 慢性腎疾患(蛋白尿-):
  1. 適応:ACE阻害薬/ARB、ジヒドロピリジン系Ca拮抗薬、サイアザイド系/サイアザイド類似利尿薬(ただし中程度以上の腎障害では使わない)
  1. 両側腎動脈狭窄症:
  1. 慎重使用例:ACE阻害薬/ARB
  1. 片側腎動脈狭窄症:
  1. 慎重使用例:ACE阻害薬/ARB
  1. 前立腺肥大症:
  1. 適応:α1阻害薬
  1. 重症の肝機能障害:
  1. 慎重使用例:肝代謝の薬剤一般、利尿薬
  1. 代謝性疾患:
  1. 糖尿病:
  1. 適応:ACE阻害薬/ARB
  1. 慎重使用例:サイアザイド系/サイアザイド類似利尿薬、β遮断薬
  1. 耐糖能異常:
  1. 適応:ACE阻害薬/ARB
  1. 慎重使用例:サイアザイド系/サイアザイド類似利尿薬、β遮断薬
  1. メタボリックシンドローム:
  1. 適応:ACE阻害薬/ARB
  1. 痛風:
  1. 適応:ロサルタン、Ca拮抗薬
  1. 慎重使用例:サイアザイド系/サイアザイド類似利尿薬
  1. 骨粗鬆症:
  1. 適応:サイアザイド系/サイアザイド類似利尿薬
  1. 呼吸器疾患:
  1. 喘息:
  1. 禁忌:β遮断薬
  1. 閉塞性肺疾患:
  1. 慎重使用例:β遮断薬
  1. 誤嚥性肺炎:
  1. 適応:ACE阻害薬
  1. 電解質異常:
  1. 高K血症:
  1. 慎重使用例:ACE阻害薬/ARB
  1. 低K血症:
  1. 慎重使用例:サイアザイド系/サイアザイド類似利尿薬
併用療法  
 
  1. ポイント:
  1. 降圧目標を達成するためには、多くの場合2、3剤の併用が必要となる。その際、少量利尿薬を積極的に併用すべきである。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
前田智司 : 特に申告事項無し[2025年]
松浦誠 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:中原 保裕 : 特に申告事項無し[2025年]

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降圧薬(薬理)

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