製品名 セレコックス錠100mg
セレコックス錠200mg

一般名
Celecoxib
薬効分類
鎮痛・解熱薬
 >NSAIDs(コキシブ 系)
価格
100mg1錠:68.1円/錠
200mg1錠:105.2円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛

    • 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎
  • 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛

用法・用量

  • 関節リウマチ

    • 通常、成人にはセレコキシブとして1回100~200mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する。
  • 変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎

    • 通常、成人にはセレコキシブとして1回100mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する。
  • 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛

    • 通常、成人にはセレコキシブとして初回のみ400mg、2回目以降は1回200mgとして1日2回経口投与する。なお、投与間隔は6時間以上あけること。
      頓用の場合は、初回のみ400mg、必要に応じて以降は200mgを6時間以上あけて経口投与する。ただし、1日2回までとする。
禁忌

【警告】

  • 外国において、シクロオキシゲナーゼ(COX)-2選択的阻害剤等の投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象のリスクを増大させる可能性があり、これらのリスクは使用期間とともに増大する可能性があると報告されている。(<用法・用量に関連する使用上の注意>、「慎重投与」、「重要な基本的注意」、「重大な副作用」、「臨床成績」の項参照)
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分又はスルホンアミドに対し過敏症の既往歴のある患者
  • アスピリン喘息(非ステロイド性消炎・鎮痛剤等による喘息発作の誘発)又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発するおそれがある。]
  • 消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍を悪化させるおそれがある。(「慎重投与」の項参照)]
  • 重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
  • 重篤な腎障害のある患者[腎障害を悪化させるおそれがある。]
  • 重篤な心機能不全のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用に基づくナトリウム・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させるおそれがある。]
  • 冠動脈バイパス再建術の周術期患者[外国において、類薬で心筋梗塞及び脳卒中の発現が増加するとの報告がある。]
  • 妊娠末期の婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
副作用
ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明注)
ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、血管浮腫、血管炎、気管支痙攣等の重篤な過敏症の発現が報告されているので、このような症状が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
消化性潰瘍(0.2%)、消化管出血(0.1%未満)、消化管穿孔(頻度不明注)
消化性潰瘍、消化管出血、消化管穿孔の発現が報告されているので、吐血、下血(メレナ)等の症状が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
心筋梗塞、脳卒中(いずれも頻度不明注)
心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象が報告されているので、このような症状が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
心不全、うっ血性心不全(いずれも頻度不明注)
心不全、うっ血性心不全の発現が報告されているので、このような症状が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
肝不全、肝炎(いずれも頻度不明注)、肝機能障害(0.1%未満)、黄疸(頻度不明注)
肝不全、肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、ビリルビン等の上昇、黄疸の発現が報告されているので、定期的に肝機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症(いずれも頻度不明注)
再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、血小板減少症の発現が報告されているので、このような異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行うこと。
急性腎不全、間質性腎炎(いずれも頻度不明注)
急性腎不全、間質性腎炎等の重篤な腎障害の発現が報告されているので、定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎(いずれも頻度不明注)
中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎等の重篤で場合によっては致命的な皮膚症状の発現が報告されているので、観察を十分に行い、発疹、粘膜障害もしくは他の過敏症に関連する徴候が認められた場合は直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
間質性肺炎(頻度不明注)
間質性肺炎があらわれることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音の異常(捻髪音)等が認められた場合には、速やかに胸部X線、胸部CT、血清マーカー等の検査を実施すること。間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
注)外国の臨床試験成績又は国内外の市販後の自発報告に基づく記載のため頻度不明とした。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

心血管系疾患又はその既往歴のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
心機能障害のある患者[水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、心機能障害を悪化させるおそれがある。]
高血圧症のある患者[水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、血圧を上昇させるおそれがある。]
消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させるおそれがある。]
非ステロイド性消炎・鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎・鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与すること。]
気管支喘息のある患者[喘息発作を誘発するおそれがある。]
肝障害又はその既往歴のある患者[これらの患者では血中濃度が高くなるとの報告があるので、用量を減らすなど慎重に投与すること。(「薬物動態」の項参照)]
腎障害又はその既往歴のある患者[腎血流量低下及び水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、腎障害を悪化又は再発させるおそれがある。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

本剤の投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象が発現するおそれがあるので、観察を十分に行い、これらの徴候及び症状の発現には十分に注意すること。(「副作用」の項参照)
本剤には血小板に対する作用がないので、心血管系疾患予防の目的でアスピリンの代替薬として使用しないこと。抗血小板療法を行っている患者については、本剤投与に伴い、その治療を中止してはならない。
国内で患者を対象に実施した臨床試験ではCOX-2に対して選択性の高い本剤と選択性の低い非ステロイド性消炎・鎮痛剤による消化管の副作用発現率に差は認められなかった。特に、消化管障害発生のリスクファクターの高い患者への投与に際しては副作用の発現に十分な観察を行うこと。(「臨床成績」、「薬効薬理」の項参照)
本剤の投与により、中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN)、皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)等の重篤で場合によっては致命的な皮膚症状が発現するおそれがあり、多くの場合、これらの事象は投与開始後1カ月以内に発現しているので、治療初期には特に注意すること。(「副作用」の項参照)
慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
定期的あるいは必要に応じて臨床検査(尿検査、血液検査、腎機能検査、肝機能検査、心電図検査及び便潜血検査等)を行い、異常が認められた場合には、休薬や投与中止等の適切な処置を行うこと。
消炎・鎮痛剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意すること。また、薬物療法以外の療法も考慮すること。
急性疾患(手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛)に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮すること。
急性炎症及び疼痛の程度を考慮し、投与すること。
原則として長期投与を避けること。
原因療法があればこれを行い、本剤を漫然と投与しないこと。
他の消炎・鎮痛剤(心血管系疾患予防の目的で使用するアスピリンを除く)との併用は避けることが望ましい。
本剤で報告されている薬理作用により、感染症を不顕性化するおそれがあるので、感染症の発現に十分に注意し慎重に投与すること。
浮動性めまい、回転性めまい、傾眠等が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する場合には注意させること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

用法・用量に関連する使用上の注意

本剤を使用する場合は、有効最小量を可能な限り短期間投与することに留め、長期にわたり漫然と投与しないこと。(「重要な基本的注意」の項参照)
慢性疾患(関節リウマチ、変形性関節症等)に対する使用において、本剤の投与開始後2~4週間を経過しても治療効果に改善が認められない場合は、他の治療法の選択について考慮すること。
急性疾患(手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛)に対する使用において、初回の投与量が2回目以降と異なることに留意すること。また、患者に対し服用方法について十分説明すること。
本剤の1年を超える長期投与時の安全性は確立されておらず、外国において、本剤の長期投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象の発現を増加させるとの報告がある。[国内では1年を超える臨床経験がない。]

高齢者への投与

高齢者では患者の状態を観察しながら、慎重に投与すること。[一般に高齢者では生理機能が低下している。]

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦等
妊娠末期には投与しないこと。[妊娠末期のマウス及びヒツジへの投与において、胎児の動脈管収縮が報告されている。]
妊婦(妊娠末期以外)又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。培養細胞を用いた染色体異常試験において、細胞毒性が認められる濃度で染色体の数的異常(核内倍加細胞の増加)が、生殖発生毒性試験で着床後死亡数や死産の増加、横隔膜ヘルニア、胎児体重減少等が認められている。またラットにおいて本剤が胎児に移行することが報告されている。]
授乳婦
授乳中の婦人に投与する場合には授乳を避けさせること。[ヒト母乳中への移行が報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない。)

薬物動態

健康成人における薬物動態
健康成人男女36例にセレコキシブ50~400mgを空腹下単回投与したときの血漿中濃度は投与約2時間後に最高血漿中濃度(Cmax)に達した後、約5~9時間の半減期(t1/2)で消失し、Cmax及び血漿中濃度-時間曲線下面積(AUC)は高用量で用量比より低い比率で上昇した。
健康成人にセレコキシブを単回経口投与したときの血漿中濃度推移
健康成人にセレコキシブを単回経口投与したときの薬物動態パラメータ
用量
(例数)
Tmax
(h)
Cmax
(ng/mL)
t1/2
(h)
AUCinf
(ng・h/mL)
50mg
(36例)
2±1.3287±100.45±2.41631±540.2
100mg
(34例)
2±1.4553±212.27±3.23429±1149.8
200mg
(34例)
2±0.9815±303.08±3.55832±1674.5
400mg
(34例)
2±0.91296±457.79±4.110789±3793.4
平均値±標準偏差
(注)本剤の承認された用法・用量は関節リウマチ:100~200mgを1日2回、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎:100mgを1日2回である。
また、健康成人男性30例にセレコキシブ200mgを空腹下もしくは食後に単回投与したとき、食後投与時のCmaxは1.5倍に上昇したが、AUCは影響を受けなかった。健康成人男性35例にセレコキシブ100mgを1日2回、食後7日間反復投与したとき、定常状態(7日目)のCmaxは約607ng/mL、AUC0-12hは約2652ng・h/mLであり、蓄積性は観察されなかった。
特殊集団における薬物動態
高齢者(外国人データ)
健康高齢男女(66~83歳)24例及び非高齢男女(19~48歳)24例にセレコキシブ200mgを1日2回、8日間反復投与したとき、定常状態における空腹下投与時の高齢男女のCmax及びAUC0-12h(Cmax:1808ng/mL、AUC0-12h:11852ng・h/mL)は非高齢男女(Cmax:973ng/mL、AUC0-12h:5871ng・h/mL)と比較して高値を示した。また、高齢女性のCmax及びAUC0-12h(Cmax:2362ng/mL、AUC0-12h:15466ng・h/mL)は高齢男性(Cmax:1254ng/mL、AUC0-12h:8238ng・h/mL)より高値を示した。
肝障害患者(外国人データ)
肝障害患者及び健康成人にセレコキシブ100mgを1日2回、食後5日間反復投与したとき、軽度肝障害患者(Child-Pugh Class A:12例)のAUC0-12hは健康成人(12例)に比べて約1.3倍に、中等度肝障害患者(Child-Pugh Class B:11例)では健康成人(11例)に比べて約2.7倍に上昇した。
腎障害患者(外国人データ)
慢性腎障害患者(糸球体濾過率35~60mL/分)22例にセレコキシブ200mgを1日2回、食後7日間反復投与したときのAUC0-72hは健康成人における値と大差なかった。
患者における薬物動態
関節リウマチ患者及び変形性膝関節症患者609例にセレコキシブ25~300mgを1日2回、食後反復投与したときの血漿中濃度値1,160点を用いた母集団薬物動態解析の結果、定常状態における経口クリアランス(CL/F)及びみかけの分布容積(Vd/F)の母集団平均(個体間変動)はそれぞれ21.2L/h(約42%)及び335L(約77%)と推定された。また、年齢及び体重はCL/Fの、血清アルブミン濃度はVd/Fの変動要因であると推察された。
(注)本剤の承認された用法・用量は関節リウマチ:100~200mgを1日2回、変形性関節症:100mgを1日2回である。
蛋白結合
In vitro及びex vivoによる検討の結果、本剤の血漿蛋白結合率は約97%であり、主としてアルブミンに、ついでα1-酸性糖蛋白質に結合することが示された。
代謝・排泄
代謝
In vitro及びin vivo試験の結果から、本剤は主として薬物代謝酵素CYP2C9を介して代謝されることが明らかとなっている。
CYP2C9には遺伝多型が存在し、Ile359→Leu359のアミノ酸置換により薬剤によっては代謝速度が低下する場合がある。日本人218例を対象としたCYP2C9の研究では、Ile359→Leu359のホモ接合体(CYP2C93/3)は存在しなかったが、Leu359のヘテロ接合体(CYP2C91/3)は218例中9例(4.1%)存在したとの報告がある。
CYP2C9の遺伝多型(CYP2C93)の影響として、セレコキシブを単回又は反復投与したとき、CYP2C9のヘテロ接合体(Ile359→Leu359、CYP2C91/3)を有する健康成人15例のAUCは野生型(CYP2C91/1)の健康成人137例に比べて約1.6倍と高値を示した。
健康成人にセレコキシブ100mgを単回投与したとき、CYP2C91/1(4例)と比較し、CYP2C93/3(3例)のAUCは約3倍高値を示し(外国人データ)、健康成人にセレコキシブ200mgを1日1回7日間反復投与したとき、CYP2C91/1(7例)と比較し、CYP2C93/3(3例)のCmaxは約4倍、AUCは約7倍高値を示すことが報告されている。(外国人データ)
排泄(外国人データ)
健康成人男性にセレコキシブを投与したときの未変化体の尿及び糞中排泄率は低く(~3%)、本剤のクリアランスは主として代謝クリアランスによると推察された。健康成人男性に14C-セレコキシブ300mgを空腹下単回投与したときの血漿、尿及び糞中にCOX-1及びCOX-2阻害活性を示さない代謝物が3種類同定され、血漿中には主として未変化体が存在していた。また、放射能の尿及び糞中排泄率はそれぞれ用量の約27%及び約58%であった。
(注)本剤の承認された用法・用量は関節リウマチ:100~200mgを1日2回、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎:100mgを1日2回である。
相互作用(外国人データ)
リチウム
健康成人24例に本剤200mgとリチウム450mgを1日2回、食後7日間併用したとき、定常状態におけるリチウムのCmax及びAUCは併用によりいずれも約1.2倍に上昇した。
フルコナゾール
健康成人17例にフルコナゾール200mgを1日1回、食後7日間投与した後に、本剤200mgを空腹下単回併用投与したとき、本剤のCmax及びAUCは併用によりそれぞれ約1.7倍及び約2.3倍に上昇した。
フルバスタチン
健康成人15例に本剤200mgとフルバスタチン20mgを1日2回、食後7日間併用したとき、本剤のCmax及びAUCは併用によりいずれも約1.3倍に上昇した。また、健康成人13例に本剤200mgとフルバスタチン20mgを1日2回、食後7日間併用したとき、フルバスタチンのCmaxは併用により約1.2倍に上昇したが、AUCは影響を受けなかった。
ワルファリン
健康成人12例にワルファリンを事前投与した後に、本剤200mgを1日2回とワルファリン1~5mgを1日1回、7日間併用したとき、本剤はワルファリンの血漿中濃度及びプロトロンビン時間に影響を及ぼさなかった。しかしながら、海外で特に高齢者において、本剤とワルファリンを併用している患者に、プロトロンビン時間の延長を伴う重篤で場合によっては致命的な出血が報告されている。
パロキセチン
健康成人18例にパロキセチン20mgを1日1回、食後7日間投与した後に、本剤200mgを空腹下単回併用投与したとき、本剤のCmaxは併用により約0.7倍に低下したが、AUCは影響を受けなかった。また、健康成人18例に本剤200mgを1日2回、食後7日間投与した後に、パロキセチン20mgを空腹下単回併用投与したとき、パロキセチンのCmax及びAUCは併用によりそれぞれ約1.5倍及び約1.8倍に上昇した。
デキストロメトルファン
健康成人14例に本剤200mgとデキストロメトルファン30mgを1日2回、食後7日間併用したとき、デキストロメトルファンのCmax及びAUCは併用によりそれぞれ約2.4倍及び約2.6倍に上昇した。
制酸剤
健康成人24例に本剤200mgと制酸剤(アルミニウム・マグネシウム含有製剤)を空腹下単回併用投与したとき、本剤のCmaxは併用により約0.6倍に低下したが、AUCは影響を受けなかった。