製品名 レザルタス配合錠LD
レザルタス配合錠HD

一般名
Olmesartan Medoxomil
Azelnidipine
薬効分類
降圧薬
 >ARB・Ca拮抗薬配合薬
価格
1錠:68.6円/錠
1錠:127.3円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 高血圧症

用法・用量

  • レザルタス配合錠LD

    • 通常、成人には1日1回1錠(オルメサルタン メドキソミル/アゼルニジピンとして10mg/8mg)を朝食後経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。
  • レザルタス配合錠HD

    • 通常、成人には1日1回1錠(オルメサルタン メドキソミル/アゼルニジピンとして20mg/16mg)を朝食後経口投与する。本剤は高血圧治療の第一選択薬として用いない。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
  • アゾール系抗真菌剤(外用剤を除く)(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤、サキナビル、インジナビル、ネルフィナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、ダルナビル含有製剤)、コビシスタット含有製剤、オムビタスビル・パリタプレビル・リトナビルを投与中の患者(「相互作用」の項参照)
  • アリスキレンフマル酸塩を投与中の糖尿病患者(ただし、他の降圧治療を行ってもなお血圧のコントロールが著しく不良の患者を除く)[非致死性脳卒中、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧のリスク増加が報告されている。](「重要な基本的注意」の項参照)
副作用
血管浮腫(頻度不明注1)
顔面、口唇、咽頭、舌の腫脹等が症状としてあらわれることがあるので観察を十分に行うこと。
腎不全(頻度不明注1)
腎不全があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
高カリウム血症(頻度不明注1)
重篤な高カリウム血症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。
ショック(頻度不明注1)、失神(0.1%未満)、意識消失(0.1%未満)
ショック、血圧低下に伴う失神、意識消失があらわれることがあるので、観察を十分に行い、冷感、嘔吐、意識消失等があらわれた場合には、直ちに適切な処置を行うこと。特に血液透析中、厳重な減塩療法中、利尿降圧剤投与中の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
肝機能障害(頻度不明注1)、黄疸(頻度不明注1)
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
血小板減少(頻度不明注1)
血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
低血糖(頻度不明注1)
低血糖があらわれることがある(糖尿病治療中の患者であらわれやすい)ので、観察を十分に行い、脱力感、空腹感、冷汗、手の震え、集中力低下、痙攣、意識障害等があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
房室ブロック(0.1%未満)、洞停止(頻度不明注1)、徐脈(0.1%未満)
房室ブロック、洞停止、徐脈があらわれることがあるので、めまい、ふらつき等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
横紋筋融解症(頻度不明注1)
筋肉痛、脱力感、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇を特徴とする横紋筋融解症があらわれることがあるので、観察を十分に行い、このような場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
アナフィラキシー(頻度不明注1)
そう痒感、全身発赤、血圧低下、呼吸困難等が症状としてあらわれることがあり、またアナフィラキシーショックを起こしたとの報告もあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
重度の下痢(頻度不明注1)
長期投与により、体重減少を伴う重度の下痢があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。なお、生検により腸絨毛萎縮等が認められたとの報告がある。
注1)オルメサルタン メドキソミル又はアゼルニジピンの自発報告又は海外のみで認められている副作用については頻度不明とした。
注意

次の患者には慎重に投与すること

両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者(「重要な基本的注意」の項参照)
高カリウム血症の患者(「重要な基本的注意」の項参照)
重篤な腎機能障害のある患者[腎機能を悪化させるおそれがあるので、血清クレアチニン値が3.0mg/dL以上の患者に対しては状態を観察しながら慎重に投与すること(「薬物動態」の項参照)。]
肝機能障害のある患者[外国において、軽度又は中等度の肝機能障害患者でオルメサルタン メドキソミル単独投与時のオルメサルタンの血漿中濃度(AUC)が、健康な成人と比較してそれぞれ1.1倍と1.7倍に上昇することが報告されている。また、アゼルニジピンは肝臓で代謝される(「薬物動態」の項参照)。]
脳血管障害のある患者[過度の降圧が脳血流不全を惹起し、病態を悪化させるおそれがある。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)
本剤はオルメサルタン メドキソミルとアゼルニジピンの配合剤であり、オルメサルタン メドキソミルとアゼルニジピン双方の副作用が発現するおそれがあるため、本剤の適切な使用を検討すること(「用法・用量に関連する使用上の注意」の項参照)。
オルメサルタン メドキソミルで両側性腎動脈狭窄のある患者又は片腎で腎動脈狭窄のある患者においては、腎血流量の減少や糸球体ろ過圧の低下により急速に腎機能を悪化させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
高カリウム血症の患者においては、オルメサルタン メドキソミル投与により高カリウム血症を増悪させるおそれがあるので、治療上やむを得ないと判断される場合を除き、使用は避けること。
また、腎機能障害、コントロール不良の糖尿病等により血清カリウム値が高くなりやすい患者では、高カリウム血症が発現するおそれがあるので、血清カリウム値に注意すること。
本剤の投与によって、一過性の急激な血圧低下を起こすおそれがあるので、そのような場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。また、特に次の患者では低用量から投与を開始し、増量する場合は患者の状態を十分に観察しながら徐々に行うこと。
血液透析中の患者
利尿降圧剤投与中の患者
厳重な減塩療法中の患者
アリスキレンフマル酸塩を併用する場合、腎機能障害、高カリウム血症及び低血圧を起こすおそれがあるため、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。なお、eGFRが60mL/min/1.73m2未満の腎機能障害のある患者へのアリスキレンフマル酸塩との併用については、治療上やむを得ないと判断される場合を除き避けること。
アンジオテンシンII受容体拮抗剤投与中に重篤な肝機能障害があらわれたとの報告がある。肝機能検査を実施するなど観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
手術前24時間は投与しないことが望ましい。
降圧作用に基づくめまい、ふらつきがあらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意すること。
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
以下のオルメサルタン メドキソミルとアゼルニジピンの用法・用量を踏まえ、患者毎に用量を決めること。
オルメサルタン メドキソミル
通常、成人にはオルメサルタン メドキソミルとして10~20mgを1日1回経口投与する。なお、1日5~10mgから投与を開始し、年齢、症状により適宜増減するが、1日最大投与量は40mgまでとする。
アゼルニジピン
通常、成人にはアゼルニジピンとして8~16mgを1日1回朝食後経口投与する。なお、1回8mgあるいは更に低用量から投与を開始し、症状により適宜増減するが、1日最大16mgまでとする。
原則として、オルメサルタン メドキソミル及びアゼルニジピンを併用している場合、あるいはいずれか一方を使用し血圧コントロールが不十分な場合に、本剤への切り替えを検討すること。
原則として、増量は1つの有効成分ずつ行うこと。
過度の血圧低下のおそれ等があり、本剤を高血圧治療の第一選択薬としないこと。
高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。[脳梗塞等が起こるおそれがある。]
65歳未満の非高齢者と65歳以上の高齢者において本剤の降圧効果及び副作用に差はみられなかった。
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。また、投与中に妊娠が判明した場合には、直ちに投与を中止すること。[妊娠中期及び末期にアンジオテンシンII受容体拮抗剤やアンジオテンシン変換酵素阻害剤を投与された高血圧症の患者で羊水過少症、胎児・新生児の死亡、新生児の低血圧、腎不全、高カリウム血症、頭蓋の形成不全及び羊水過少症によると推測される四肢の拘縮、頭蓋顔面の変形、肺の形成不全等があらわれたとの報告がある。アゼルニジピンでは動物実験(ラット)で妊娠前~初期の投与において着床前及び着床後胚死亡率の増加、出生児の体重低下、妊娠期間及び分娩時間の延長が認められている。また、妊娠末期の投与において妊娠期間及び分娩時間の延長が認められている。]
授乳中の婦人への投与を避け、やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[オルメサルタン メドキソミルでは動物実験(ラット)の5mg/kg/日で乳汁中への移行が認められている。また、動物実験(ラット周産期及び授乳期経口投与)の200mg/kg/日で出生児に腎盂拡張を伴う死亡及び体重減少が、8mg/kg/日で出生児に体重増加抑制及び生後分化の遅延が認められている。アゼルニジピンでは動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。]
低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
吸収
健康な成人男子12例に本剤(オルメサルタン メドキソミル20mg/アゼルニジピン16mg)を単回経口投与(食後投与)したとき、活性代謝物オルメサルタン及びアゼルニジピンは、それぞれ投与後3.5及び3.0時間に最高血漿中濃度(Cmax)に達し、消失半減期(t1/2)5.9及び11.2時間で消失した。
パラメータオルメサルタンアゼルニジピン
Cmax(ng/mL)842(20)26.8(42)
Tmax注)(hr)3.5(2.0~6.0)3.0(2.0~6.0)
t1/2(hr)5.9(8.1)11.2(11.7)
AUC0-tz(ng・hr/mL)4258(16)174(28)
n=12、幾何平均(幾何CV%)注)中央値(最小値~最大値)
本剤を空腹時に投与したとき、オルメサルタンの血漿中濃度-時間曲線下面積(AUC)は食後投与と差がなく、アゼルニジピンのAUCは食後投与の57%であった。
配合有効成分間の相互作用
オルメサルタン メドキソミル20mg投与時のオルメサルタンのAUC及びCmaxは、アゼルニジピン16mgの併用投与により影響を受けなかった。アゼルニジピン16mg投与時のアゼルニジピンのCmaxは、オルメサルタン メドキソミル20mgの併用投与により単独投与と比較して22%低下したが、AUCは影響を受けなかった。
生物学的同等性
健康な成人男子に本剤(オルメサルタン メドキソミル/アゼルニジピンとして10mg/8mg又は20mg/16mg)1錠と、オルメサルタン メドキソミル錠(本剤と同量のオルメサルタン メドキソミルを含有)及びアゼルニジピン錠(本剤と同量のアゼルニジピンを含有)各1錠を空腹時単回経口投与した結果、オルメサルタン及びアゼルニジピンの血漿中濃度推移は本剤投与と併用投与で類似し、生物学的に同等であった。本剤投与時及び各単剤併用時のオルメサルタン及びアゼルニジピンの薬物動態パラメータは次表のとおりであった。
LD錠(n=24)(OLM10mg/AZ8mg)単剤併用(n=24)(OLM10mg及びAZ8mg)
パラメータオルメサルタンアゼルニジピンオルメサルタンアゼルニジピン
Cmax(ng/mL)339(15)4.6(34)324(13)4.5(33)
Tmax注)(hr)2.0(1.0~4.0)2.5(2.0~4.0)2.0(1.0~4.0)3.0(2.0~6.0)
t1/2(hr)6.3(12.1)11.2(11.9)6.4(12.4)11.0(14.3)
AUC0-32(ng・hr/mL)2109(24)35(37)1977(21)36(37)
幾何平均(幾何CV%)注)中央値(最小値~最大値)OLM:オルメサルタン メドキソミル、AZ:アゼルニジピン
HD錠(n=23)(OLM20mg/AZ16mg)単剤併用(n=23)(OLM20mg及びAZ16mg)
パラメータオルメサルタンアゼルニジピンオルメサルタンアゼルニジピン
Cmax(ng/mL)622(20)10.5(39)581(23)11.0(41)
Tmax注)(hr)2.0(1.0~4.0)3.0(2.0~6.0)3.0(1.0~6.0)3.0(2.0~10.0)
t1/2(hr)6.6(11.5)11.2(14.8)6.3(12.6)10.8(10.2)
AUC0-32(ng・hr/mL)4282(20)102(42)4274(26)102(44)
幾何平均(幾何CV%)注)中央値(最小値~最大値)OLM:オルメサルタン メドキソミル、AZ:アゼルニジピン
血漿蛋白結合率(超遠心法)
ヒト血漿蛋白結合率はオルメサルタンが99%であり、アゼルニジピンが93%であった。
代謝
オルメサルタン メドキソミルは、経口投与後、腸管及び肝臓あるいは血漿において加水分解され活性代謝物オルメサルタンに代謝される。
アゼルニジピンは、経口投与後、主に小腸及び肝臓で代謝され、CYP3A4によりジヒドロピリジン環が酸化される。
排泄
健康な成人男子6例に14C-オルメサルタン メドキソミル20mgを単回経口投与したところ、総投与放射能排泄率は、尿中が12.6%(240時間後まで)、糞中が77.2%(312時間後まで)であった。(外国データ)
健康な成人男子4例に14C-アゼルニジピン4mgを単回経口投与したところ、総投与放射能排泄率は、尿中が26%、糞中が63%であった(投与後7日目まで)。(外国データ)
高齢者における薬物動態
高齢高血圧症患者(75歳以上)18例にオルメサルタン メドキソミル10mgを1日1回14日間反復経口投与したところ、非高齢患者に比較しAUCが1.4倍高値を示したが、蓄積性はほとんど認められなかった。(外国データ)
高齢高血圧症患者(65~84歳)5例にアゼルニジピン8mgを1日1回朝食後7日間反復経口投与したところ、投与7日目のCmaxは25.7ng/mL、AUC0-24は242.8ng・hr/mLであり、投与1日目(Cmax:15.8ng/mL、AUC0-24:107.0ng・hr/mL)に比べ有意に高かった。
腎機能障害患者における薬物動態
重症度別に8~9例ずつ3群に分けた腎機能障害患者26例に対し、オルメサルタン メドキソミル10mgを1日1回7日間反復経口投与したところ、7日目のオルメサルタンのAUCは、腎機能正常者と比較して、軽度、中等度及び重度腎機能障害患者でそれぞれ1.6倍、1.8倍、2.8倍であった。(外国データ)
腎機能低下を伴う高血圧症患者6例(血清クレアチニン1.5~5.3mg/dL)にアゼルニジピン8mgを1日1回朝食後7日間反復経口投与したところ、投与7日目のCmaxは17.1ng/mL、AUC0-24は154.5ng・hr/mLであり、投与1日目(Cmax:8.6ng/mL、AUC0-24:67.3ng・hr/mL)に比べ有意に高かった。
肝機能障害患者における薬物動態
軽度及び中等度の肝機能障害患者12例にオルメサルタン メドキソミル10mgを空腹時単回経口投与したところ、肝機能正常者と比較してオルメサルタンのAUCはそれぞれ1.1倍、1.7倍であった。(外国データ)
軽度及び中等度の肝機能障害患者及び健康人各8例にアゼルニジピン8mgを単回経口投与したところ、ほぼ同様の血漿中濃度推移を示した。(外国データ)