製品名 クリアミン配合錠A1.0
クリアミン配合錠S0.5

一般名
Ergotamine Tartrate
Anhydrous Caffeine
Isopropylantipyrine
薬効分類
鎮痛・解熱薬
 >解熱鎮痛薬配合薬
価格
1錠:11.5円/錠
1錠:7.1円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 血管性頭痛,片頭痛,緊張性頭痛

用法・用量

  • クリアミン配合錠A1.0

    • 通常成人,1回1錠を1日2~3回経口投与する。頭痛発作の前兆がある場合は1~2錠を頓用する。
      なお,年齢・症状により適宜増減する。ただし,1週間に最高10錠までとする。
  • クリアミン配合錠S0.5

    • 通常成人,1回2錠を1日2~3回経口投与する。頭痛発作の前兆がある場合は2~4錠を頓用する。
      なお,年齢・症状により適宜増減する。ただし,1週間に最高20錠までとする。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 末梢血管障害,閉塞性血管障害のある患者[エルゴタミンの血管収縮作用により症状を悪化させるおそれがある。]
  • 狭心症の患者[心電図の変化や,狭心症の発作を引き起こすおそれがある。]
  • 冠動脈硬化症の患者[血管痙攣により狭心症や心筋梗塞を起こすおそれがある。]
  • コントロール不十分な高血圧症,ショック,側頭動脈炎のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
  • 肝又は腎機能障害のある患者[代謝障害により麦角中毒を起こすおそれがある。]
  • 敗血症患者[血管に対する作用への感受性が増大し,感染を伴う壊疽が発症するおそれがある。]
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
  • 授乳婦(「妊婦,産婦,授乳婦等への投与」の項参照)
  • 本剤,麦角アルカロイド(エルゴタミン等)又はピラゾロン系薬剤(スルピリン,アミノピリン等)に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 心エコー検査により,心臓弁尖肥厚,心臓弁可動制限及びこれらに伴う狭窄等の心臓弁膜の病変が確認された患者及びその既往のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
  • HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル,ロピナビル・リトナビル,ネルフィナビル,ホスアンプレナビル,インジナビル,アタザナビル,サキナビル,ダルナビル),エファビレンツ,コビシスタット,マクロライド系抗生物質(エリスロマイシン,ジョサマイシン,クラリスロマイシン,ミデカマイシン,ロキシスロマイシン),アゾール系抗真菌薬(イトラコナゾール,ミコナゾール,フルコナゾール,ホスフルコナゾール,ボリコナゾール),テラプレビル,オムビタスビル水和物・パリタプレビル水和物・リトナビル,5-HT1B/1D受容体作動薬(スマトリプタン,ゾルミトリプタン,エレトリプタン,リザトリプタン,ナラトリプタン),麦角アルカロイド(ジヒドロエルゴタミン,エルゴメトリン,メチルエルゴメトリン)を投与中の患者(「相互作用」の項参照)
副作用
(頻度不明)
ショック
脈拍の異常,呼吸困難,顔面蒼白,血圧低下等のショック症状があらわれることがあるので,観察を十分に行い,このような場合には,適切な処置を行うこと。
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis:TEN),皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
中毒性表皮壊死融解症,皮膚粘膜眼症候群があらわれることがあるので,このような症状があらわれた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
麦角中毒
血管攣縮,動脈内膜炎,チアノーゼ,壊疽等の麦角中毒症状を起こすことがあるので,四肢のしびれ感,ピリピリ感及び痛み,脈の消失等の異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。また,腎血流障害による腎機能障害,脳血流障害による意識障害,麻痺等を伴うこともある。(特に長期又は大量投与によりあらわれることがある。)
エルゴタミン誘発性の頭痛,頭痛を主訴とする禁断症状
長期連用によりエルゴタミン誘発性の頭痛があらわれることがあり,また,投与を急に中止すると,頭痛を主訴とする禁断症状があらわれることがある。
肝機能障害,黄疸
AST(GOT),ALT(GPT)等の上昇を伴う肝機能障害,黄疸があらわれることがあるので,観察を十分に行い,異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
心筋虚血,心筋梗塞
心筋虚血,心筋梗塞を起こすことがあるので,前胸痛等の異常が認められた場合には投与を中止し,適切な処置を行うこと。
線維症
長期連用により,胸膜,後腹膜又は心臓弁の線維症があらわれたとの報告がある。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

心臓障害のある患者[血管痙攣により狭心症様の胸内痛及び窮迫,一過性洞頻脈が起こるおそれがある。]
血液障害(貧血,白血球減少等)のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
緑内障の患者[カフェインの眼圧上昇作用により,症状を悪化させるおそれがある。]
本人又は両親,兄弟にほかの薬物に対するアレルギー,蕁麻疹,気管支喘息,アレルギー性鼻炎,食物アレルギー等のみられる患者

重要な基本的注意

過敏症状等を予測するため十分な問診を行うこと。
原則として,長期投与を避けること。
めまい等があらわれることがあるので,本剤投与中の患者には,自動車の運転等危険を伴う機械の作業に注意させること。
エルゴタミンの血管収縮作用を増強するおそれがあるので過度の喫煙を避けさせること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により,硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し,更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。)
家族性片麻痺性片頭痛,脳底型片頭痛,眼筋麻痺性片頭痛あるいは網膜片頭痛の患者には投与しないこと。

高齢者への投与

本剤は血管収縮作用を有しており,高齢者では過度の血管収縮は好ましくないと考えられるので慎重に投与すること。

妊婦,産婦,授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[エルゴタミン酒石酸塩には子宮収縮作用及び胎盤,臍帯における血管収縮作用がある。]
授乳中の婦人に投与することを避け,やむを得ず投与する場合には授乳を中止させること。[ヒト母乳中へ移行することがある。]
イソプロピルアンチピリンを妊娠末期のラットに投与した実験で,弱い胎仔の動脈管収縮が報告されている。

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない。(使用経験がない。)

薬物動態

健常成人男子24名にクリアミン配合錠A1.0(CLA)2錠あるいはクリアミン配合錠S0.5(CL)4錠を単回経口投与した時の各成分の血漿中濃度を示す。
エルゴタミン酒石酸塩
血漿中濃度パラメーター
TmaxCmax(平均値±SD)半減期
CLA2.5時間297.7±103.4(pg/mL)6.5時間
CL2.0時間303.5±124.9(pg/mL)
無水カフェイン
血漿中濃度パラメーター
TmaxCmax(平均値±SD)半減期
CLA1.2時間3.0±0.38(μg/mL)5.0時間
CL1.3時間3.2±0.49(μg/mL)
イソプロピルアンチピリン
血漿中濃度パラメーター
TmaxCmax(平均値±SD)半減期
CLA0.8時間9.53±2.91(μg/mL)1.9時間
CL0.9時間9.57±2.08(μg/mL)