製品名 エミレース錠3mg
エミレース錠10mg

一般名
Nemonapride
薬効分類
抗精神病薬
 >抗精神病薬(ベンザミド系)
価格
3mg1錠:18.7円/錠
10mg1錠:56.6円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 統合失調症

用法・用量

  • 通常、成人にはネモナプリドとして1日9~36mgを食後に分割経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日60mgまで増量することができる。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 昏睡状態の患者、又はバルビツール酸誘導体等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[本剤の作用が過度にあらわれるおそれがある。]
  • パーキンソン病のある患者[症状を悪化させるおそれがある。]
副作用
悪性症候群(Syndrome malin)(0.1%未満)
無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それに引き続き発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。
本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能の低下がみられることがある。
なお、他の抗精神病剤で、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎不全へと移行し、死亡した例が報告されている。
無顆粒球症、白血球減少(いずれも頻度不明)
無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
肝機能障害、黄疸(頻度不明)
AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、LDH上昇、黄疸等があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
肺塞栓症、深部静脈血栓症(いずれも頻度不明)
抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

心・血管疾患、低血圧又はそれらの疑いのある患者[心電図変化、血圧低下等があらわれることがある。]
てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
肝障害のある患者[副作用が強くあらわれることがある。]
脱水・栄養不良状態等を伴う身体的疲弊症状のある患者[悪性症候群(Syndrome malin)が起こりやすい。]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないように注意すること。
抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子を有する患者に投与する場合には注意すること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

高齢者への投与

高齢者では、低用量から投与を開始するなど慎重に投与すること。[肝機能が低下していることが多く、高い血中濃度が持続するおそれがある。]

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦等
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。動物実験(ラット)で周産期死亡が増加したとの報告がある。また、妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状があらわれたとの報告がある。]
授乳婦
授乳婦への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中への移行がみられている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(使用経験が少ない。)

薬物動態

血中濃度
健康成人に経口投与したときの各パラメータ(n=6)
投与量(mg)Tmax(h)Cmax(ng/mL)t1/2(h)AUC0-10h(ng・h/mL)
32.330.774.52.85
62.171.182.33.69
代謝、排泄
健康成人に経口投与した場合、投与後24時間の尿中には未変化体は検出されなかった。尿中主代謝物はN-脱メチル化、脱ベンジル化及びピロリジン核のα位の酸化によって生じる代謝物である。
本剤は、ヒトにおいて主として肝臓の薬物代謝酵素CYP3A4で代謝されることが、in vitro試験により確認されている。