製品名 カルデナリン錠0.5mg
カルデナリン錠1mg
カルデナリン錠2mg
カルデナリン錠4mg
カルデナリンOD錠0.5mg
カルデナリンOD錠1mg
カルデナリンOD錠2mg
カルデナリンOD錠4mg

一般名
Doxazosin Mesilate
薬効分類
降圧薬
 >α1遮断薬
価格
0.5mg1錠:16.3円/錠
1mg1錠:25円/錠
2mg1錠:41.5円/錠
4mg1錠:87.8円/錠
0.5mg1錠:16.3円/錠
1mg1錠:25円/錠
2mg1錠:41.5円/錠
4mg1錠:87.8円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • 高血圧症
  • 褐色細胞腫による高血圧症

用法・用量

  • 通常、成人にはドキサゾシンとして1日1回0.5mgより投与を始め、効果が不十分な場合は1~2週間の間隔をおいて1~4mgに漸増し、1日1回経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日最高投与量は8mgまでとする。
    ただし、褐色細胞腫による高血圧症に対しては1日最高投与量を16mgまでとする。
禁忌
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
失神・意識喪失
失神・意識喪失(0.01%)があらわれることがある。これは起立性低血圧によることが多いので、このような症状があらわれた場合には投与を中止し、仰臥位をとらせるなど適切な処置を行うこと。
不整脈
不整脈があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと(頻度不明)注)
脳血管障害
脳血管障害があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと(頻度不明)注)
狭心症
狭心症があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと(頻度不明)注)
心筋梗塞
心筋梗塞があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと(頻度不明)注)
無顆粒球症、白血球減少、血小板減少
無顆粒球症、白血球減少、血小板減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと(頻度不明)注)
肝炎、肝機能障害、黄疸
肝炎、AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの著しい上昇等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと(頻度不明)注)
注:自発報告のため頻度不明。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

ホスホジエステラーゼ5阻害作用を有する薬剤を服用している患者[「相互作用」の項参照]
肝機能障害のある患者[主として肝臓で代謝されるため、血中濃度-時間曲線下面積(AUC)が増大することがある(「薬物動態」の項参照)。]

重要な基本的注意

起立性低血圧があらわれることがあるので、臥位のみならず立位又は坐位で血圧測定を行い、体位変換による血圧変化を考慮し、坐位にて血圧をコントロールすること。
本剤の投与初期又は用量の急増時等に、立ちくらみ、めまい、脱力感、発汗、動悸・心悸亢進等があらわれることがある。その際は仰臥位をとらせるなどの適切な処置を行うこと。また、必要に応じて対症療法を行うこと。
本剤の投与初期又は用量の急増時等に起立性低血圧に基づくめまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する場合には注意させること。

適用上の注意

〔カルデナリン錠〕
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
〔カルデナリンOD錠〕
薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)。
本剤をPTPシート又は瓶から取り出して保存する場合は、湿気を避けて保存するよう指導すること。
服用時
本剤は舌の上にのせ唾液で浸潤させ、唾液のみで服用可能である。また、水で服用することも可能である。
カルデナリンOD錠0.5mg
〔カルデナリンOD錠〕
本剤は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、唾液又は水で飲み込むこと[「適用上の注意」の項参照]。
カルデナリンOD錠1mg
〔カルデナリンOD錠〕
本剤は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、唾液又は水で飲み込むこと[「適用上の注意」の項参照]。
カルデナリンOD錠2mg
〔カルデナリンOD錠〕
本剤は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、唾液又は水で飲み込むこと[「適用上の注意」の項参照]。
カルデナリンOD錠4mg
〔カルデナリンOD錠〕
本剤は口腔内で崩壊するが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、唾液又は水で飲み込むこと[「適用上の注意」の項参照]。

高齢者への投与

高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞等が起こるおそれがある)ので、低用量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上まわると判断される場合にのみ投与すること。
ヒト母乳中への移行が報告されているので、授乳中の婦人に投与する場合には授乳を中止させることが望ましい。
胎仔器官形成期投与試験にて、ラットへの120mg/kg投与及びウサギへの100mg/kg投与により胎仔死亡率の増加が報告されている。

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。

薬物動態

吸収
健康成人6名にドキサゾシン錠0.5mg、1mg又は2mgを空腹時に単回経口投与した結果、投与後1.6~1.7時間に最高血漿中濃度に達し、その濃度はそれぞれ4.9ng/mL、9.4ng/mL及び18.2ng/mLであった。血漿中濃度の半減期は10~16時間であった。
高血圧症患者7例に2mg錠を1日1回5~8日間連続経口投与した場合の血漿中濃度は4日目以降で定常状態になり、初日の約1.4倍に増加する。また、血漿中濃度半減期は単回投与時11.1時間、連続投与時12.9時間と大差はなかった。
健康成人男性24例に、クロスオーバー法によりドキサゾシンOD錠4mg又はドキサゾシン錠4mgをそれぞれ空腹時単回経口投与したとき、ドキサゾシンの血漿中濃度及び薬物動態パラメータは以下の通りであった。
剤形及び投与量Tmax(h)Cmax(ng/mL)AUCt(ng・h/mL)T1/2(h)
OD錠4mg(水なしで服用)1.682±0.5679036.67±7.3296516.7±113.2111.82±1.8750
OD錠4mg(水ありで服用)1.583±0.6019340.23±9.7754505.7±118.0211.95±1.5160
ドキサゾシン錠4mg2.000±1.122938.16±7.6917509.5±102.3111.89±1.6520
n=24、n=22Tmax:最高血漿中濃度到達時間Cmax:最高血漿中濃度AUCt:最終採血時点までの血漿中濃度-時間曲線下面積T1/2:消失半減期
ドキサゾシンOD錠4mgは、水なしで服用又は水とともに服用した場合のいずれにおいても、ドキサゾシン錠4mgと生物学的に同等であることが確認された。また、OD錠4mgはOD錠0.5mg、OD錠1mg及びOD錠2mgと溶出挙動が同等であり、生物学的に同等とみなされた。
食事の影響
健康成人12名にドキサゾシンカプセル1mgをクロスオーバー法により空腹時又は食後に単回経口投与した結果、最高血漿中濃度到達時間はそれぞれ2.3時間及び3.9時間であったが、最高血漿中濃度はいずれも6.8ng/mLであり、AUCでも空腹時及び食後投与との間に有意差を認めず、ドキサゾシンの吸収に及ぼす食事の影響は少ない(参考)。
分布
健康成人6名にドキサゾシン錠2mgを単回経口投与したときの血漿中濃度成績から算出した分布容積は1.2L/kgであり、組織への移行性は良好と考えられる。
代謝・排泄
健康成人6名にドキサゾシン錠0.5mg、1mg又は2mgを単回経口投与したときの投与後24時間までの未変化体の尿中排泄率はいずれも1%以下であった。
健康成人2名に14C-標識ドキサゾシン2mgを単回経口投与した場合の投与後7日目までの放射能排泄率は、尿中9%、糞中63%であり、主として糞中へ排泄され、そのほとんどが代謝物として排泄される(参考)。
肝機能障害患者
肝機能の低下している患者(肝硬変患者)12例および健康成人12名にドキサゾシン錠2mgを単回経口投与した結果、臨床的な影響は明らかではないが、ドキサゾシンの肝機能低下患者におけるAUCは246±84ng・hr/mLと健康成人の値172±61ng・hr/mLに比し有意に増大した(参考)。
腎機能障害患者
腎機能障害を伴う高血圧症患者5例と腎機能正常の高血圧症患者7例にドキサゾシン錠2mgを1日1回5~8日間連続経口投与した結果、両群間で血漿中ドキサゾシン濃度の推移に有意な差は認められなかった。
高齢者
健康高齢者12名(平均71.4歳)および若年健康成人6名にドキサゾシン1mgを静注、又は2mgを単回経口投与した結果、健康高齢者では若年健康成人に比し分布容積は有意に高値を示すが、バイオアベイラビリティー、クリアランスおよび血漿中濃度半減期には有意な変化は認められなかった(参考)。
蛋白結合
ドキサゾシンのヒト血漿蛋白結合率(in vitro)は98.9%であった。