製品名 ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg「テバ」
ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「テバ」
ビソプロロールフマル酸塩錠5mg「テバ」

一般名
Bisoprolol Fumarate
薬効分類
降圧薬
 >β遮断薬(β1選択性)
価格
0.625mg1錠:9.9円/錠
2.5mg1錠:11.5円/錠
5mg1錠:14.1円/錠

製薬会社
効能・効果
用法・容量

効能・効果

  • ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg「テバ」

    • 次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンII受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者

      • 虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全
    • <参考>

      効能・効果0.625mg2.5mg5mg
      本態性高血圧症(軽症~中等症)
      狭心症
      心室性期外収縮
      虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全
      頻脈性心房細動
      ○:効能あり -:効能なし
  • ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「テバ」

    • 本態性高血圧症(軽症~中等症)
    • 狭心症
    • 心室性期外収縮
    • 次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンII受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者

      • 虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全
    • 頻脈性心房細動
    • <参考>

      効能・効果0.625mg2.5mg5mg
      本態性高血圧症(軽症~中等症)
      狭心症
      心室性期外収縮
      虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全
      頻脈性心房細動
      ○:効能あり -:効能なし
  • ビソプロロールフマル酸塩錠5mg「テバ」

    • 本態性高血圧症(軽症~中等症)
    • 狭心症
    • 心室性期外収縮
    • 次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンII受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者

      • 虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全
    • 頻脈性心房細動
    • <参考>

      効能・効果0.625mg2.5mg5mg
      本態性高血圧症(軽症~中等症)
      狭心症
      心室性期外収縮
      虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全
      頻脈性心房細動
      ○:効能あり -:効能なし

用法・用量

  • ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg「テバ」

    • 虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全

      • 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回0.625mg経口投与から開始する。1日1回0.625mgの用量で2週間以上経口投与し、忍容性がある場合には、1日1回1.25mgに増量する。その後忍容性がある場合には、4週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量し、忍容性がない場合は減量する。用量の増減は1回投与量を0.625、1.25、2.5、3.75又は5mgとして必ず段階的に行い、いずれの用量においても、1日1回経口投与とする。通常、維持量として1日1回1.25~5mgを経口投与する。
        なお、年齢、症状により、開始用量は更に低用量に、増量幅は更に小さくしてもよい。また、患者の本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと。
  • ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「テバ」

    • 本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、心室性期外収縮

      • 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、5mgを1日1回経口投与する。
        なお、年齢、症状により適宜増減する。
    • 虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全

      • 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回0.625mg経口投与から開始する。1日1回0.625mgの用量で2週間以上経口投与し、忍容性がある場合には、1日1回1.25mgに増量する。その後忍容性がある場合には、4週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量し、忍容性がない場合は減量する。用量の増減は1回投与量を0.625、1.25、2.5、3.75又は5mgとして必ず段階的に行い、いずれの用量においても、1日1回経口投与とする。通常、維持量として1日1回1.25~5mgを経口投与する。
        なお、年齢、症状により、開始用量は更に低用量に、増量幅は更に小さくしてもよい。また、患者の本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと。
    • 頻脈性心房細動

      • 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回2.5mg経口投与から開始し、効果が不十分な場合には1日1回5mgに増量する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと。
  • ビソプロロールフマル酸塩錠5mg「テバ」

    • 本態性高血圧症(軽症~中等症)、狭心症、心室性期外収縮

      • 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、5mgを1日1回経口投与する。
        なお、年齢、症状により適宜増減する。
    • 虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全

      • 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回0.625mg経口投与から開始する。1日1回0.625mgの用量で2週間以上経口投与し、忍容性がある場合には、1日1回1.25mgに増量する。その後忍容性がある場合には、4週間以上の間隔で忍容性をみながら段階的に増量し、忍容性がない場合は減量する。用量の増減は1回投与量を0.625、1.25、2.5、3.75又は5mgとして必ず段階的に行い、いずれの用量においても、1日1回経口投与とする。通常、維持量として1日1回1.25~5mgを経口投与する。
        なお、年齢、症状により、開始用量は更に低用量に、増量幅は更に小さくしてもよい。また、患者の本剤に対する反応性により、維持量は適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと。
    • 頻脈性心房細動

      • 通常、成人にはビソプロロールフマル酸塩として、1日1回2.5mg経口投与から開始し、効果が不十分な場合には1日1回5mgに増量する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、最高投与量は1日1回5mgを超えないこと。
禁忌

【警告】

  • 慢性心不全患者に使用する場合には、慢性心不全治療の経験が十分にある医師のもとで使用すること。
  • 慢性心不全患者に使用する場合には、投与初期及び増量時に症状が悪化することに注意し、慎重に用量調節を行うこと。(<用法・用量に関連する使用上の注意>、「重要な基本的注意」及び「その他の注意」の項参照)
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 高度の徐脈(著しい洞性徐脈)、房室ブロック(II、III度)、洞房ブロック、洞不全症候群のある患者[症状を悪化させるおそれがある]
  • 糖尿病性ケトアシドーシス、代謝性アシドーシスのある患者[アシドーシスに基づく心収縮力の抑制を増強させるおそれがある]
  • 心原性ショックのある患者[心機能が抑制され、症状を悪化させるおそれがある]
  • 肺高血圧による右心不全のある患者[心機能が抑制され、症状を悪化させるおそれがある]
  • 強心薬又は血管拡張薬を静脈内投与する必要のある心不全患者[心収縮力抑制作用により、心不全が悪化するおそれがある]
  • 非代償性の心不全患者[心収縮力抑制作用により、心不全が悪化するおそれがある]
  • 重度の末梢循環障害のある患者(壊疽等)[末梢血管の拡張を抑制し、症状を悪化させるおそれがある]
  • 未治療の褐色細胞腫の患者(<用法・用量に関連する使用上の注意>の項参照)
  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
(頻度不明)
心不全、完全房室ブロック、高度徐脈、洞不全症候群があらわれることがあるので、心機能検査を定期的に行い、このような副作用が発現した場合には減量又は投与を中止するなどの適切な処置を行うこと。
注意

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

気管支喘息、気管支痙れんのおそれのある患者[気管支を収縮させ、症状を発現させるおそれがある]
特発性低血糖症、コントロール不十分な糖尿病、長期間絶食状態の患者[低血糖の前駆症状である頻脈等の交感神経系反応をマスクしやすいので血糖値に注意すること]
甲状腺中毒症の患者[頻脈等の中毒症状をマスクすることがある](「重要な基本的注意」の項参照)
重篤な肝、腎機能障害のある患者[薬物の代謝・排泄が遅延し、作用が増強するおそれがある]
末梢循環障害のある患者(レイノー症候群、間欠性跛行症等)[末梢血管の拡張を抑制し、症状を悪化させるおそれがある]
徐脈、房室ブロック(I度)のある患者[心刺激伝導系を抑制し、症状を悪化させるおそれがある]
過度に血圧の低い患者[血圧を更に低下させるおそれがある]
異型狭心症の患者[症状を悪化させるおそれがある]
乾癬の患者又は乾癬の既往のある患者[症状を悪化又は誘発させるおそれがある]
高齢者(「高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

投与が長期にわたる場合は、心機能検査(脈拍、血圧、心電図、X線等)を定期的に行うこと。徐脈又は低血圧の症状があらわれた場合には減量又は投与を中止すること。また、必要に応じアトロピンを使用すること。なお、肝機能、腎機能、血液像等に注意すること。
類似化合物(プロプラノロール塩酸塩)使用中の狭心症患者で急に投与を中止したとき、症状が悪化したり、心筋梗塞を起こした症例が報告されているので、休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないよう注意すること。狭心症以外の適用、例えば不整脈で投与する場合でも、特に高齢者においては同様の注意をすること。
甲状腺中毒症の患者では急に投与を中止すると、症状を悪化させることがあるので、休薬を要する場合には徐々に減量し、観察を十分に行うこと。
手術前48時間は投与しないことが望ましい。
めまい、ふらつきがあらわれることがあるので、本剤投与中の患者(特に投与初期)には自動車の運転等危険を伴う機械を操作する際には注意させること。
頻脈性心房細動の場合
心不全を合併する頻脈性心房細動患者では本剤投与により心不全の症状を悪化させる可能性があるので、心機能検査を行う等、観察を十分に行うこと。
慢性心不全の場合
慢性心不全患者に投与する場合には、本剤の投与初期及び増量時は、入院下で投与することが望ましい。
重症慢性心不全患者に対する本剤の投与では特に慎重な管理を要するので、投与初期及び増量時入院下で投与すること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導すること。(PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔をおこして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている)
褐色細胞腫の患者では、本剤の単独投与により急激に血圧が上昇することがあるので、α遮断剤で初期治療を行った後に本剤を投与し、常にα遮断剤を併用すること。
慢性心不全を合併する本態性高血圧症、狭心症の患者、心室性期外収縮又は頻脈性心房細動のある患者では、慢性心不全の用法・用量に従うこと。
慢性心不全の場合
慢性心不全患者に投与する場合には、必ず1日1回0.625mg又は更に低用量から開始し、忍容性を基に患者毎に維持量を設定すること。(「その他の注意」の項参照)
本剤の投与初期及び増量時は、心不全の悪化、浮腫、体重増加、めまい、低血圧、徐脈、血糖値の変動及び腎機能の悪化が起こりやすいので、観察を十分に行い、忍容性を確認すること。
本剤の投与初期又は増量時における心不全や体液貯留の悪化(浮腫、体重増加等)を防ぐため、本剤の投与前に体液貯留の治療を十分に行うこと。心不全や体液貯留の悪化(浮腫、体重増加等)がみられ、利尿薬増量で改善がみられない場合には本剤を減量又は中止すること。低血圧、めまいなどの症状がみられ、アンジオテンシン変換酵素阻害薬や利尿薬の減量により改善しない場合には本剤を減量すること。高度な徐脈を来たした場合には、本剤を減量すること。また、これら症状が安定化するまで本剤を増量しないこと。
本剤の投与を急に中止した場合、心不全が一過性に悪化するおそれがあるので、本剤を中止する場合には、急に投与を中止せず、原則として徐々に減量し中止すること。
2週間以上休薬した後、投与を再開する場合には、【用法・用量】の項に従って、低用量から開始し、段階的に増量すること。
頻脈性心房細動を合併する本態性高血圧症、狭心症の患者又は心室性期外収縮のある患者に投与する場合、頻脈性心房細動の用法・用量は1日1回2.5mgから開始することに留意した上で、各疾患の指標となる血圧や心拍数、症状等に応じ、開始用量を設定すること。

高齢者への投与

高齢者には、次の点に注意し、少量から投与を開始するなど患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
高齢者では一般に過度の降圧は好ましくないとされている。[脳梗塞等がおこるおそれがある]
高齢者では徐脈等の心拍数・心リズム障害があらわれやすいので、このような症状があらわれた場合には減量又は投与を中止すること。
休薬を要する場合は、徐々に減量する。(「重要な基本的注意」の項参照)

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[動物実験(ラット)で胎児毒性(致死、発育抑制)及び新生児毒性(発育毒性等)が報告されている]
投与中は授乳を避けさせること。[動物実験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている]

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。
生物学的同等性試験
ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg「テバ」
ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg「テバ」は、「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン(平成24年2月29日 薬食審査発0229第10号)」に基づき、ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「テバ」を標準製剤としたとき、溶出挙動が等しく、生物学的に同等とみなされた。
ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「テバ」
ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「テバ」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(ビソプロロールフマル酸塩として2.5mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
薬物動態パラメータ
(平均±標準偏差、n=16)
投与量
(mg)
AUC0-48
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「テバ」2.5169.6±14.912.01±1.402.3±0.68.40±1.15
標準製剤(錠剤、2.5mg)2.5158.7±14.411.54±1.182.4±0.58.49±1.42
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
ビソプロロールフマル酸塩錠5mg「テバ」
ビソプロロールフマル酸塩錠5mg「テバ」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠(ビソプロロールフマル酸塩として5mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
薬物動態パラメータ
(平均±標準偏差、n=19)
投与量
(mg)
AUC0-32
(ng・hr/mL)
Cmax
(ng/mL)
Tmax
(hr)
T1/2
(hr)
ビソプロロールフマル酸塩錠5mg「テバ」5305.7±78.622.9±4.32.6±0.610.3±3.3
標準製剤(錠剤、5mg)5322.7±68.321.8±4.72.9±0.510.5±2.7
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
溶出性
ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg「テバ」、ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mg「テバ」及びビソプロロールフマル酸塩錠5mg「テバ」の溶出性は、日本薬局方に定められた規格に適合していることが確認されている。