製品名 アリピプラゾール錠3mg「明治」
アリピプラゾール錠6mg「明治」
アリピプラゾール錠12mg「明治」
アリピプラゾール錠24mg「明治」
アリピプラゾールOD錠3mg「明治」
アリピプラゾールOD錠6mg「明治」
アリピプラゾールOD錠12mg「明治」
アリピプラゾールOD錠24mg「明治」
アリピプラゾール散1%「明治」
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- 一般名
- Aripiprazole
- 薬効分類
-
抗精神病薬>非定型抗精神病薬(DSS)
- 価格
-
3mg1錠:19.5円/錠
6mg1錠:37.9円/錠
12mg1錠:71.7円/錠
24mg1錠:80.3円/錠
3mg1錠:19.5円/錠
6mg1錠:37.9円/錠
12mg1錠:71.7円/錠
24mg1錠:80.3円/錠
1%1g:41.7円/g
- 製薬会社
-
- 製造販売元:Meiji Seikaファルマ株式会社
-
効能・効果
用法・容量 -
効能・効果
- 統合失調症
用法・用量
- 通常、成人にはアリピプラゾールとして1日6~12mgを開始用量、1日6~24mgを維持用量とし、1回又は2回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は30mgを超えないこと。
- 禁忌
-
【警告】
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の死亡に至ることもある重大な副作用が発現するおそれがあるので、本剤投与中は高血糖の徴候・症状に注意すること。特に、糖尿病又はその既往歴もしくはその危険因子を有する患者には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合のみ投与することとし、投与にあたっては、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。
- 投与にあたっては、あらかじめ上記副作用が発現する場合があることを、患者及びその家族に十分に説明し、口渇、多飲、多尿、頻尿、多食、脱力感等の異常に注意し、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中断し、医師の診察を受けるよう、指導すること。[「(1)慎重投与4)」の項、「(2)重要な基本的注意4)、6)」の項及び「(4)副作用1)重大な副作用 [6]糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡」の項参照]
【禁忌】次の患者には投与しないこと
- 昏睡状態の患者[昏睡状態を悪化させるおそれがある。]
- バルビツール酸誘導体・麻酔剤等の中枢神経抑制剤の強い影響下にある患者[中枢神経抑制作用が増強されるおそれがある。]
- アドレナリンを投与中の患者(アドレナリンをアナフィラキシーの救急治療に使用する場合を除く)[「(3)相互作用」の項参照]
- 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
- 副作用
-
- (頻度不明)
- 悪性症候群
- 無動緘黙、強度の筋強剛、嚥下困難、頻脈、血圧の変動、発汗等が発現し、それにひきつづき発熱がみられる場合は、投与を中止し、体冷却、水分補給等の全身管理とともに適切な処置を行うこと。本症発症時には、白血球の増加や血清CK(CPK)の上昇がみられることが多く、また、ミオグロビン尿を伴う腎機能低下がみられることがある。なお、高熱が持続し、意識障害、呼吸困難、循環虚脱、脱水症状、急性腎障害へと移行し、死亡することがある。
- 遅発性ジスキネジア
- 長期投与により、口周部等の不随意運動があらわれることがあるので、このような症状があらわれた場合は減量又は中止を考慮すること。なお、投与中止後も症状が持続することがある。
- 麻痺性イレウス
- 腸管麻痺(食欲不振、悪心・嘔吐、著しい便秘、腹部の膨満あるいは弛緩及び腸内容物のうっ滞等の症状)をきたし、麻痺性イレウスに移行することがあるので、腸管麻痺があらわれた場合には、投与を中止すること。
- アナフィラキシー
- アナフィラキシーがあらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
- 横紋筋融解症
- 横紋筋融解症があらわれることがあるので、CK(CPK)上昇、血中及び尿中ミオグロビン上昇等に注意すること。
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡から死亡に至るなどの致命的な経過をたどった症例が報告されているので、本剤投与中は口渇、多飲、多尿、頻尿、多食、脱力感等の症状の発現に注意するとともに、血糖値の測定を行うなど十分な観察を行い、異常が認められた場合には、インスリン製剤の投与などの適切な処置を行うこと。[「(2)重要な基本的注意4)、6)」の項参照]
- 低血糖
- 低血糖があらわれることがあるので、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状が認められた場合には、投与を中止し、適切な処置を行うこと。[「(2)重要な基本的注意5)、6)」の項参照]
- 痙攣
- 痙攣があらわれることがあるので、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 無顆粒球症、白血球減少
- 無顆粒球症、白血球減少があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 肺塞栓症、深部静脈血栓症
- 抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、観察を十分に行い、息切れ、胸痛、四肢の疼痛、浮腫等が認められた場合には、投与を中止するなど適切な処置を行うこと。[「(2)重要な基本的注意11)」の項参照]
- 肝機能障害
- AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、Al-Pの上昇等を伴う肝機能障害があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
- 注意
-
次の患者には慎重に投与すること
- 肝障害のある患者[肝障害を悪化させるおそれがある。]
- 心・血管疾患、低血圧又はそれらの疑いのある患者[一過性の血圧降下があらわれるおそれがある。]
- てんかん等の痙攣性疾患又はこれらの既往歴のある患者[痙攣閾値を低下させることがある。]
- 糖尿病又はその既往歴を有する患者、もしくは糖尿病の家族歴、高血糖、肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者[血糖値が上昇することがある。][「警告」の項、「(2)重要な基本的注意4)、6)」の項及び「(4)副作用1)重大な副作用[6]糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡」の項参照]
- 自殺念慮又は自殺企図の既往のある患者、自殺念慮のある患者[自殺念慮、自殺企図があらわれることがある。]
- 高齢者[「(5)高齢者への投与」の項参照]
- 眠気、注意力・集中力・反射運動能力等の低下が起こることがあるので、本剤投与中の患者には自動車の運転等危険を伴う機械の操作に従事させないよう注意すること。
- 統合失調症の場合、興奮、敵意、誇大性等の精神症状が悪化することがあるので、観察を十分に行い、悪化が見られた場合には他の治療方法に切り替えるなど適切な処置を行うこと。
前治療薬からの切り替えの際には前治療薬の用量を徐々に減らしつつ、本剤の投与を行うことが望ましい。
- 急性に不安、焦燥、興奮の症状を呈している患者に対し、本剤投与にて十分な効果が得られない場合には、鎮静剤の投与等、他の対処方法も考慮すること。
- 糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡等の死亡に至ることもある重大な副作用が発現するおそれがあるので、本剤投与中は、口渇、多飲、多尿、頻尿、多食、脱力感等の高血糖の徴候・症状に注意するとともに、糖尿病又はその既往歴もしくはその危険因子を有する患者については、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。[「警告」の項、「(1)慎重投与4)」の項及び「(4)副作用1)重大な副作用[6]糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡」の項参照]
- 低血糖があらわれることがあるので、本剤投与中は、脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等の低血糖症状に注意するとともに、血糖値の測定等の観察を十分に行うこと。[「(4)副作用1)重大な副作用[7]低血糖」の項参照]
- 本剤の投与に際し、あらかじめ上記4.及び5.の副作用が発現する場合があることを、患者及びその家族に十分に説明し、高血糖症状(口渇、多飲、多尿、頻尿、多食、脱力感等)、低血糖症状(脱力感、倦怠感、冷汗、振戦、傾眠、意識障害等)に注意し、このような症状があらわれた場合には、直ちに投与を中断し、医師の診察を受けるよう、指導すること。[「警告」の項、「(1)慎重投与4)」の項及び「(4)副作用1)重大な副作用[6]糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡、[7]低血糖」の項参照]
- 原疾患による可能性もあるが、本剤投与後に病的賭博(個人的生活の崩壊等の社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルを繰り返す状態)、病的性欲亢進、強迫性購買、暴食等の衝動制御障害があらわれたとの報告がある。衝動制御障害の症状について、あらかじめ患者及び家族等に十分に説明を行い、症状があらわれた場合には、医師に相談するよう指導すること。また、患者の状態及び病態の変化を注意深く観察し、症状があらわれた場合には必要に応じて減量又は投与を中止するなど、適切な処置を行うこと。
- 本剤の投与により体重の変動(増加、減少)を来すことがあるので、本剤投与中は体重の推移を注意深く観察し、体重の変動が認められた場合には原因精査(合併症の影響の有無等)を実施し、必要に応じて適切な処置を行うこと。
- 他の抗精神病薬を既に投与しているなど血清プロラクチン濃度が高い場合に本剤を投与すると、血清プロラクチン濃度が低下し月経が再開することがあるので、月経過多、貧血、子宮内膜症などの発現に十分注意すること。
- 嚥下障害が発現するおそれがあるので、特に誤嚥性肺炎のリスクのある患者に本剤を投与する場合には、慎重に経過を観察すること。
- 抗精神病薬において、肺塞栓症、静脈血栓症等の血栓塞栓症が報告されているので、不動状態、長期臥床、肥満、脱水状態等の危険因子を有する患者に投与する場合には注意すること。[「(4)副作用1)重大な副作用[10]肺塞栓症、深部静脈血栓症」の項参照]
- 薬剤交付時
- 以下の点に注意するよう指導すること。
- PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]
- OD錠は舌の上にのせ唾液を湿潤させ、唾液のみで服用可能である。また、水で服用することもできる。
- OD錠は寝たままの状態では、水なしで服用しないこと。
- 小児の手の届かない所に保管すること。
- アリピプラゾール錠3mg「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- アリピプラゾール錠6mg「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- アリピプラゾール錠12mg「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- アリピプラゾール錠24mg「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- アリピプラゾールOD錠3mg「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- OD錠は口腔内で速やかに崩壊することから唾液のみ(水なし)でも服用可能であるが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、崩壊後は唾液又は水で飲み込むこと。
- アリピプラゾールOD錠6mg「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- OD錠は口腔内で速やかに崩壊することから唾液のみ(水なし)でも服用可能であるが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、崩壊後は唾液又は水で飲み込むこと。
- アリピプラゾールOD錠12mg「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- OD錠は口腔内で速やかに崩壊することから唾液のみ(水なし)でも服用可能であるが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、崩壊後は唾液又は水で飲み込むこと。
- アリピプラゾールOD錠24mg「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- OD錠は口腔内で速やかに崩壊することから唾液のみ(水なし)でも服用可能であるが、口腔粘膜からの吸収により効果発現を期待する製剤ではないため、崩壊後は唾液又は水で飲み込むこと。
- アリピプラゾール散1%「明治」
- 本剤が定常状態に達するまでに約2週間を要するため、2週間以内に増量しないことが望ましい。
- 本剤の投与量は必要最小限となるよう、患者ごとに慎重に観察しながら調節すること。[増量による効果の増強は検証されていない。]
- 他の抗精神病薬から本剤に変更する患者よりも、新たに統合失調症の治療を開始する患者で副作用が発現しやすいため、このような患者ではより慎重に症状を観察しながら用量を調節すること。
- 一般に高齢者では生理機能が低下しているので、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。
- 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。妊娠後期に抗精神病薬が投与されている場合、新生児に哺乳障害、傾眠、呼吸障害、振戦、筋緊張低下、易刺激性等の離脱症状や錐体外路症状があらわれたとの報告がある。なお、アリピプラゾール製剤の臨床試験において流産の報告がある。]
- 授乳中の婦人に投与する場合には、授乳を中止させること。[ヒトで乳汁移行が認められている。]
- 低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない。(使用経験がない。)
- 生物学的同等性試験
- アリピプラゾール錠3mg「明治」と標準製剤、アリピプラゾール錠6mg「明治」と標準製剤、アリピプラゾールOD錠3mg「明治」と標準製剤、アリピプラゾールOD錠6mg「明治」と標準製剤又はアリピプラゾール散1%「明治」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠又は散1%0.3g(アリピプラゾールとして3mg又は6mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、いずれもlog(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、それぞれ両剤の生物学的同等性が確認された。なお、アリピプラゾールOD錠3mg「明治」及びアリピプラゾールOD錠6mg「明治」は、水あり及び水なしで投与した。
また、「含量が異なる経口固形製剤の生物学的同等性試験ガイドライン」(平成24年2月29日付、薬食審査発0229第10号)に基づき、アリピプラゾール錠12mg「明治」及びアリピプラゾール錠24mg「明治」はアリピプラゾール錠6mg「明治」を、アリピプラゾールOD錠12mg「明治」及びアリピプラゾールOD錠24mg「明治」はアリピプラゾールOD錠6mg「明治」を標準製剤としたとき、溶出挙動が等しく、生物学的に同等とみなされた。- アリピプラゾール錠3mg「明治」、アリピプラゾール錠6mg「明治」
- 図1 3mg錠投与時の血漿中アリピプラゾール濃度推移
- 図2 6mg錠投与時の血漿中アリピプラゾール濃度推移
- 表1 薬物動態パラメータ
被験者数 判定パラメータ 参考パラメータ AUCt(ng・hr/mL) Cmax(ng/mL) Tmax(hr) T1/2(hr) アリピプラゾール錠3mg「明治」 15 701±195 15.7±2.8 2.1±0.5 58.0±18.4 標準製剤(錠剤、3mg) 15 687±192 15.1±2.7 2.4±1.3 58.0±17.8 アリピプラゾール錠6mg「明治」 18 1574±574 36.6±12.8 1.5±0.8 62.7±19.2 標準製剤(錠剤、6mg) 18 1536±565 35.2±9.1 1.6±0.9 61.1±17.1 Mean±S.D.
- アリピプラゾールOD錠3mg「明治」、アリピプラゾールOD錠6mg「明治」
- 図3 3mgOD錠投与時の血漿中アリピプラゾール濃度推移(水あり服用)
- 図4 3mgOD錠投与時の血漿中アリピプラゾール濃度推移(水なし服用)
- 図5 6mgOD錠投与時の血漿中アリピプラゾール濃度推移(水あり服用)
- 図6 6mgOD錠投与時の血漿中アリピプラゾール濃度推移(水なし服用)
- 表2 薬物動態パラメータ
被験者数 判定パラメータ 参考パラメータ AUCt(ng・hr/mL) Cmax(ng/mL) Tmax(hr) T1/2(hr) 水あり服用 アリピプラゾールOD錠3mg「明治」 15 820±245 18.2±3.6 1.7±1.0 67.9±20.2 標準製剤(OD錠、3mg) 15 779±265 17.7±4.6 2.0±1.4 66.7±21.5 水なし服用 アリピプラゾールOD錠3mg「明治」 16 662±236 13.7±3.2 2.5±1.2 59.3±15.0 標準製剤(OD錠、3mg) 16 587±182 13.2±3.8 2.3±0.9 59.2±15.3 水あり服用 アリピプラゾールOD錠6mg「明治」 15 1353±395 31.5±6.9 1.8±1.0 57.4±16.6 標準製剤(OD錠、6mg) 15 1346±389 31.2±6.2 1.7±1.0 58.1±19.3 水なし服用 アリピプラゾールOD錠6mg「明治」 16 1764±292 36.4±6.2 1.8±0.8 66.4±17.8 標準製剤(OD錠、6mg) 16 1691±363 36.1±7.3 2.1±1.1 65.6±16.6 Mean±S.D.
- アリピプラゾール散1%「明治」
- 図7 1%散剤投与時の血漿中アリピプラゾール濃度推移
- 表3 薬物動態パラメータ
被験者数 判定パラメータ 参考パラメータ AUCt(ng・hr/mL) Cmax(ng/mL) Tmax(hr) T1/2(hr) アリピプラゾール散1%「明治」 18 715±200 17.5±3.7 2.1±1.4 59.7±14.0 標準製剤(散剤、1%) 18 698±191 17.1±5.1 1.8±1.1 60.6±13.3 Mean±S.D.
- 血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
- アリピプラゾール錠3mg「明治」と標準製剤、アリピプラゾール錠6mg「明治」と標準製剤、アリピプラゾールOD錠3mg「明治」と標準製剤、アリピプラゾールOD錠6mg「明治」と標準製剤又はアリピプラゾール散1%「明治」と標準製剤を、クロスオーバー法によりそれぞれ1錠又は散1%0.3g(アリピプラゾールとして3mg又は6mg)健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中未変化体濃度を測定し、得られた薬物動態パラメータ(AUC、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、いずれもlog(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、それぞれ両剤の生物学的同等性が確認された。なお、アリピプラゾールOD錠3mg「明治」及びアリピプラゾールOD錠6mg「明治」は、水あり及び水なしで投与した。