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他剤形 薬剤一覧

効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 下記疾患にもとづく気管支痙攣の緩解

    • ○気管支喘息
    • ○気管支炎
    • ○喘息様気管支炎

用法・用量

  • 通常、乳幼児に対し、1日0.75mL(サルブタモールとして0.3mg)/kgを3回に分けて経口投与する。
    なお、年齢、症状により適宜増減するが、標準投与量は、通常、
    1歳未満 3~6mL(サルブタモールとして1.2~2.4mg)
    1~3歳未満 6~9mL(サルブタモールとして2.4~3.6mg)
    3~5歳未満 9~15mL(サルブタモールとして3.6~6mg)
    を1日量とし、1日3回に分けて経口投与する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤の成分に対して過敏症の既往歴のある患者

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 甲状腺機能亢進症の患者
甲状腺ホルモンの分泌促進により症状を悪化させるおそれがある。
9.1.2 高血圧の患者
α及びβ1作用により血圧を上昇させるおそれがある。
9.1.3 心疾患を有する患者
β1作用により症状を悪化させるおそれがある。
9.1.4 糖尿病の患者
グリコーゲン分解作用により症状を悪化させるおそれがある。
9.1.5 低酸素血症の患者
血清カリウム値をモニターすることが望ましい。低酸素血症は血清カリウム値の低下が心リズムに及ぼす作用を増強することがある。[11.1参照]
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。動物実験(マウス)で催奇形作用が報告されている。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。

8.重要な基本的注意

8.1 用法及び用量どおり正しく使用しても効果が認められない場合は、本剤が適当でないと考えられるので、投与を中止すること。なお、小児に投与する場合には、使用法を正しく指導し、経過の観察を十分に行うこと。
8.2 過度に使用を続けた場合、不整脈、場合により心停止を起こすおそれがあるので、使用が過度にならないよう注意すること。[13.1、13.2参照]

14.適用上の注意

14.1 薬剤調製時の注意
本剤を他の薬剤と配合する必要がある場合には、配合変化を起こすことがあるので注意すること。

16.薬物動態

16.3 分布
ラットに3H標識サルブタモール25mg/kgを単回経口投与した結果、投与後1~2時間で血中及び各組織内濃度は最高値に達し、肝臓、脂肪、筋肉で高く、次いで腎臓、肺、心臓、脾臓の順であり、脳にはほとんど移行しなかった。
16.4 代謝
ラット、ウサギ経口投与時の排泄物中の主代謝産物はグルクロン酸抱合体であり、ラットにおける胆汁排泄研究では肝臓中でつくられていることが示されている。
16.5 排泄
ラットに3H標識サルブタモール25mg/kgを単回経口投与した結果、尿中には投与後48時間以内に投与量の約60%が排泄された。また、同様に100mg/kgを1日2回5日間経口投与した結果、尿中には投与量の約60~65%が排泄され、その約40%がグルクロン酸抱合体であった。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
カテコールアミン
アドレナリン
イソプレナリン塩酸塩等
不整脈、場合によっては心停止を起こすおそれがある。アドレナリン、イソプレナリン塩酸塩等のカテコールアミン併用により、アドレナリン作動性神経刺激の増大が起きる。
そのため、不整脈を起こすことがある。
キサンチン誘導体
ステロイド剤
利尿剤
[11.1参照]
低カリウム血症による不整脈を起こすおそれがある。
血清カリウム値のモニターを行うこと。
キサンチン誘導体はアドレナリン作動性神経刺激を増大させるため、血清カリウム値の低下を増強することがある。
ステロイド剤及び利尿剤は尿細管でのカリウム排泄促進作用があるため、血清カリウム値の低下が増強することが考えられる。

重大な副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1.1 重篤な血清カリウム値低下(頻度不明)
キサンチン誘導体、ステロイド剤及び利尿剤の併用により増強することがあるので、重症喘息患者では特に注意すること。[9.1.5、10.2、13.1参照]
11.1.2 ショック、アナフィラキシー(いずれも頻度不明)

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

0.1~5%未満0.1%未満頻度不明
過敏症発疹、血圧低下そう痒感、血管性浮腫、蕁麻疹
循環器心悸亢進脈拍増加、血圧変動不整脈
精神神経系頭痛、振戦眠気興奮、下肢疼痛、睡眠障害、めまい、落ち着きのなさ
消化器食欲不振、悪心、嘔吐、下痢
その他発汗、湿疹口渇、口内炎、潮紅、浮腫、筋痙攣

発現頻度は、新開発医薬品の副作用のまとめ(その68)に基づく。

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