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ウロマチックS泌尿器科用灌流液3%

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 前立腺及び膀胱疾患の経尿道的手術時、その他泌尿器科手術時並びに術後の洗浄

用法・用量

  • 使用量は目的に応じて1,000~15,000mLとする。
    なお、手術など必要に応じ適宜増減する。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 2.1 無尿症の患者[体液量が過剰となる場合がある。]
  • 2.2 遺伝性果糖不耐症の患者[D-ソルビトールが体内で代謝されて生成した果糖が正常に代謝されず、低血糖、肝不全、腎不全等が誘発されるおそれがある。]

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 心肺循環障害のある患者
細胞外液が過度に膨満し、循環系に過剰の負荷がかかることがある。
9.2 腎機能障害患者
9.2.1 腎不全のある患者
腎不全病態が悪化するおそれがある。

8.重要な基本的注意

本剤は、経尿道的切除術中に生体内に吸収され、体液を希釈して、低ナトリウム血症等の電解質異常や循環器障害、高血糖を起こすことがあるので、本剤の灌流量の出納、患者の全身状態等を十分に観察しながら使用し、適宜電解質の補給をするなど適切な処置をとること。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 注射用に使用しないこと。
14.1.2 本剤の使用は、無菌的操作により行うこと。
14.1.3 一部を使用した残液は、細菌汚染のおそれがあるので使用しないこと。
14.1.4 本剤の使用方法
システム全体の準備は、セット(バクスターイリゲーションセット)の説明書を参照すること。
(1)バッグ上部の穴を用いて、容器をつり下げる。
(2)セットのクランプを全て閉じる。
(3)容器下部の注入口から、プロテクターを取り除く。
(4)セットを接続する。
14.1.5 本剤に専用セット以外の薬剤供給回路を接続しないこと。

16.薬物動態

16.2 吸収
経尿道的切除中に、灌流液が体内に吸収されることが知られている。前立腺肥大症患者8例を対象として実施した臨床的検討の結果、血清Na濃度法で平均160mL、イヌリンスペース法で平均1,305mLの灌流液吸収が示唆された。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明0.1~5%未満
体液・電解質注1)血清浸透圧の低下、低ナトリウム血症等の電解質異常、高乳酸血症、アシドーシス、利尿、尿貯留、水腫、口渇、脱水
循環器注2)徐脈、収縮期圧の上昇、低血圧、肺うっ血、狭心症様の痛み血圧の上昇
精神神経系興奮、不安、錯乱、痙攣、眼のかすみ、眩暈、悪寒
高血糖高血糖
その他胸内苦悶、過呼吸、悪心、嘔吐、下痢、鼻炎、背部痛、アレルギー反応

注1)電解質の補給を行うなど適切な処置をとること。
注2)灌流を中止するなど適切な処置をとること。

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