今日の臨床サポート

アゼルニジピン錠8mg「NP」、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 高血圧症

用法・用量

  • 通常、成人にはアゼルニジピンとして8~16mgを1日1回朝食後経口投与する。なお、1回8mgあるいは更に低用量から投与を開始し、症状により適宜増減するが、1日最大16mgまでとする。

禁忌 

【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人(「6.妊婦、産婦、授乳婦等への投与」の項参照)
  • 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
  • アゾール系抗真菌剤(経口剤、注射剤)(イトラコナゾール、ミコナゾール、フルコナゾール、ホスフルコナゾール、ボリコナゾール)、HIVプロテアーゼ阻害剤(リトナビル含有製剤、ネルフィナビル、アタザナビル、ホスアンプレナビル、ダルナビル含有製剤)、コビシスタット含有製剤を投与中の患者(「3.相互作用」の項参照)

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

重篤な肝・腎機能障害のある患者[本剤は肝臓で代謝される。また一般に重篤な腎機能障害のある患者では、降圧に伴い腎機能が低下する可能性がある。]
高齢者(「5.高齢者への投与」の項参照)

重要な基本的注意

カルシウム拮抗剤の投与を急に中止したとき、症状が悪化した症例が報告されているので、本剤の休薬を要する場合は徐々に減量し、観察を十分に行うこと。また、患者に医師の指示なしに服薬を中止しないように注意すること。
本剤の投与により、まれに過度の血圧低下を起こすおそれがあるので、そのような場合には減量又は休薬するなど適切な処置を行うこと。
降圧作用に基づくめまい等があらわれることがあるので、高所作業、自動車の運転等、危険を伴う機械を操作する際には注意させること。

適用上の注意

薬剤交付時
PTP包装の薬剤は、PTPシートから取り出して服用するよう指導すること。[PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。]

高齢者への投与

高齢者に使用する場合は、8mgあるいは更に低用量から投与を開始し、経過を十分に観察しながら慎重に投与することが望ましい。[一般に高齢者では、過度の降圧は好ましくないとされている(脳梗塞が起こるおそれがある)。]

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には投与しないこと。[動物試験(ラット)で妊娠前~初期の投与において着床前及び着床後胚死亡率の増加、出生児の体重低下、妊娠期間及び分娩時間の延長が認められている。また、妊娠末期の投与において妊娠期間及び分娩時間の延長が認められている。]
授乳中の婦人への投与は避けることが望ましいが、やむを得ず投与する場合は授乳を中止させること。[動物試験(ラット)で乳汁中へ移行することが報告されている。]

小児等への投与

低出生体重児、新生児、乳児、幼児又は小児に対する安全性は確立していない(使用経験がない)。

薬物動態

生物学的同等性試験
アゼルニジピン錠8mg「NP」
アゼルニジピン錠8mg「NP」と標準製剤のそれぞれ1錠(アゼルニジピンとして8mg)を、クロスオーバー法により健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中アゼルニジピン濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC0→48hr、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0→48hr(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(hr)t1/2(hr)
アゼルニジピン錠8mg「NP」40.935±12.2505.515±2.4602.67±0.739.82±2.49
標準製剤(錠剤、8mg)37.558±11.1664.852±1.7932.81±0.559.87±3.45
(Mean±S.D.,n=18)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
アゼルニジピン錠16mg「NP」
アゼルニジピン錠16mg「NP」と標準製剤のそれぞれ1錠(アゼルニジピンとして16mg)を、クロスオーバー法により健康成人男子に絶食単回経口投与して血漿中アゼルニジピン濃度を測定した。得られた薬物動態パラメータ(AUC0→48hr、Cmax)について90%信頼区間法にて統計解析を行った結果、log(0.80)~log(1.25)の範囲内であり、両剤の生物学的同等性が確認された。
判定パラメータ参考パラメータ
AUC0→48hr(ng・hr/mL)Cmax(ng/mL)Tmax(hr)t1/2(hr)
アゼルニジピン錠16mg「NP」91.341±24.39111.510±4.6543.15±0.8910.38±2.69
標準製剤(錠剤、16mg)84.421±22.29210.196±4.1603.05±0.6310.86±3.19
(Mean±S.D.,n=20)
血漿中濃度並びにAUC、Cmax等のパラメータは、被験者の選択、体液の採取回数・時間等の試験条件によって異なる可能性がある。
溶出挙動
アゼルニジピン錠8mg「NP」及びアゼルニジピン錠16mg「NP」は、日本薬局方医薬品各条に定められたアゼルニジピン錠の溶出規格に適合していることが確認されている。

併用禁止 

アゾール系抗真菌剤(経口剤、注射剤)
イトラコナゾール
(イトリゾール)
ミコナゾール
(フロリード)
フルコナゾール
(ジフルカン)
ホスフルコナゾール
(プロジフ)
ボリコナゾール
(ブイフェンド)
イトラコナゾールとの併用により本剤のAUCが2.8倍に上昇することが報告されている。
これらの薬剤がCYP3A4を阻害し、本剤のクリアランスが低下すると考えられる。
HIVプロテアーゼ阻害剤
リトナビル含有製剤
(ノービア、カレトラ)
ネルフィナビル
(ビラセプト)
アタザナビル
(レイアタッツ)
ホスアンプレナビル
(レクシヴァ)
ダルナビル含有製剤
(プリジスタ、プレジコビックス)
コビシスタット含有製剤
(スタリビルド、ゲンボイヤ、プレジコビックス)
併用により本剤の作用が増強されるおそれがある。
これらの薬剤がCYP3A4を阻害し、本剤のクリアランスが低下すると考えられる。

併用注意 

他の降圧剤
過度の降圧が起こるおそれがある。必要があれば他の降圧剤あるいは本剤を減量すること。
作用メカニズムの異なる降圧剤の併用により薬理作用が増強される。
ジゴキシン
併用によりジゴキシンのCmaxが1.5倍、AUCが1.3倍に上昇することが報告されている。必要があればジゴキシンを減量すること。
ジゴキシンの腎排泄(尿細管分泌)及び腎外からの排泄を阻害するためと考えられる。
シメチジン
イマチニブメシル酸塩
マクロライド系抗生物質
エリスロマイシン
クラリスロマイシン
併用により本剤の作用が増強されるおそれがある。必要があれば本剤を減量あるいはこれらの薬剤の投与を中止すること。
これらの薬剤がCYP3A4を阻害し、本剤のクリアランスが低下すると考えられる。
シンバスタチン
併用によりシンバスタチンのAUCが2.0倍に上昇することが報告されている。必要があれば本剤又はシンバスタチンの投与を中止すること。
これらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられる。
腎機能障害のある患者は特に注意すること。
シクロスポリン
併用により本剤又はこれらの薬剤の作用が増強されるおそれがある。必要があれば本剤又はこれらの薬剤を減量すること。
これらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられる。
腎機能障害のある患者は特に注意すること。
ベンゾジアゼピン系薬剤
ジアゼパム
ミダゾラム
トリアゾラム

経口黄体・卵胞ホルモン
経口避妊薬
併用により本剤又はこれらの薬剤の作用が増強されるおそれがある。必要があれば本剤又はこれらの薬剤を減量すること。
これらの薬剤がCYP3A4を競合的に阻害することにより、相互のクリアランスが低下すると考えられる。
タンドスピロンクエン酸塩
併用により本剤の作用が増強されるおそれがある。必要があれば本剤を減量あるいはタンドスピロンクエン酸塩の投与を中止すること。
セロトニン受容体を介した中枢性の血圧降下作用が降圧作用を増強する。
リファンピシン
フェニトイン
フェノバルビタール
併用により本剤の作用が減弱されるおそれがある。
これらの薬剤の代謝酵素誘導作用により、本剤のクリアランスが上昇すると考えられる。
グレープフルーツジュース
本剤の血中濃度が上昇することが報告されている。降圧作用が増強されるおそれがあることから、本剤の服用中はグレープフルーツジュースを飲用しないよう注意すること。
グレープフルーツジュースに含まれる成分がCYP3A4による本剤の代謝を阻害し、クリアランスを低下させるためと考えられる。

重大な副作用 

(頻度不明)
肝機能障害、黄疸
AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTPの上昇等の肝機能障害、黄疸があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
房室ブロック、洞停止、徐脈
房室ブロック、洞停止、徐脈があらわれることがあるので、めまい、ふらつき等の異常が認められた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。

その他の副作用 

下記の副作用があらわれることがあるので、異常が認められた場合には必要に応じ投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
過敏症注2)そう痒、発疹、血管浮腫
精神神経系頭痛・頭重感、立ちくらみ、ふらつき、めまい、眠気
消化器便秘、胃部不快感、悪心、腹痛、下痢、歯肉肥厚、口内炎
循環器動悸、顔面潮紅、ほてり
血液好酸球増多
肝臓ALT(GPT)上昇、AST(GOT)上昇、LDH上昇、ALP上昇、総ビリルビン上昇、γ-GTP上昇、肝機能異常
泌尿器BUN上昇、尿硝子円柱増加、クレアチニン上昇、頻尿
その他尿酸上昇、総コレステロール上昇、CK(CPK)上昇、カリウム上昇、カリウム低下、倦怠感、異常感(浮遊感、気分不良等)、浮腫、しびれ、乳び腹水注3)

注2)投与を中止すること。また、類薬では光線過敏症が報告されている。
注3)低アルブミン血症の患者で起こりやすい。

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