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安息香酸Naカフェイン注100mg「フソー」、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • ○ねむけ、倦怠感
  • ○血管拡張性及び脊椎穿刺後頭痛

用法・用量

  • 安息香酸ナトリウムカフェインとして、通常成人1回0.1~0.4gを1日1~3回皮下、筋肉内又は静脈内注射する。
    なお、年齢、症状により適宜増減する。

禁忌 

注意 

9.特定の背景を有する患者に関する注意

9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 胃潰瘍又はその既往歴のある患者
胃液分泌を促進するため、悪影響を及ぼすおそれがある。
9.1.2 心疾患のある患者
徐脈又は頻脈を起こすことがある。
9.1.3 緑内障の患者
症状が悪化するおそれがある。
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。なお、長期連用を避けること。カフェインは胎盤を通過する。
9.6 授乳婦
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。なお、長期連用を避けること。カフェインは母乳中に容易に移行する。
9.7 小児等
低出生体重児、新生児に使用する場合には十分注意すること。外国において、ベンジルアルコールの静脈内大量投与(99~234mg/kg)により、中毒症状(あえぎ呼吸、アシドーシス、痙攣等)が低出生体重児に発現したとの報告がある。本剤は添加剤としてベンジルアルコールを含有している。
9.8 高齢者
減量するなど注意すること。一般に生理機能が低下している。

14.適用上の注意

14.1 薬剤投与時の注意
14.1.1 皮下・筋肉内注射時
組織・神経などへの影響を避けるため、下記の点に配慮すること。
・神経走行部位を避けるよう注意すること。
・繰返し注射する場合には、注射部位を変え、たとえば左右交互に注射するなど配慮すること。
なお、乳児、幼児、小児には連用しないことが望ましい。
・注射針を刺入したとき、激痛を訴えたり、血液の逆流をみた場合は、直ちに針を抜き、部位を変えて注射すること。
14.1.2 静脈内注射時
できるだけゆっくり行うこと。

併用注意 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
キサンチン系薬剤
アミノフィリン水和物
ジプロフィリン
テオフィリン等
中枢神経興奮薬
過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。併用薬の代謝・排泄を遅延させることがある。
モノアミン酸化酵素阻害剤頻脈、血圧上昇等があらわれることがある。
シメチジン過度の中枢神経刺激作用があらわれることがある。カフェインの代謝・排泄を遅延させることがある。

その他の副作用 

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。

頻度不明
大量投与振せん、頻脈、期外収縮、耳鳴、不眠、不穏等
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