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経口用トロンビン細粒0.5万単位「サワイ」、他

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効能・効果/用法・用量 

効能・効果

  • 上部消化管出血

用法・用量

  • 適当な緩衝剤に溶かした溶液(トロンビンとして200~400単位/mL)を経口投与する。
    なお、出血の部位及び程度により適宜増減する。

禁忌 

【警告】

  • 本剤は血液を凝固させるので、血管内には注入しないこと。
【禁忌】

次の患者には投与しないこと

  • 本剤又は牛血液を原料とする製剤(フィブリノリジン、幼牛血液抽出物等)に対し過敏症の既往歴のある患者
  • 凝血促進剤(ヘモコアグラーゼ)、抗プラスミン剤(トラネキサム酸)、アプロチニン製剤を投与中の患者(「相互作用」の項参照)

注意 

慎重投与

次の患者には慎重に投与すること

重篤な肝障害、播種性血管内凝固症候群(DIC)等網内系活性の低下が考えられる病態を有する患者〔微量のトロンビンの血管内流入により、血管内血栓を形成するおそれがある。〕

重要な基本的注意

本剤は無菌製剤ではないので、外傷に伴う出血や手術中の出血等には使用しないこと。

適用上の注意

投与経路
本剤は適当な緩衝剤に溶かし、経口投与にのみ使用すること。
投与時
内視鏡下で投与する場合には血管内に入らないように注意すること(血液を凝固させ、また、アナフィラキシーを起こすおそれがある)。
本剤を投与する際には、事前に緩衝液等により胃酸を中和させること。例えば、本剤を経口投与する前に約50mLの牛乳を与え、5分後にトロンビン10,000~20,000単位を約50mLの牛乳に溶かして経口投与する。なお、牛乳の代わりにリン酸緩衝液等を用いてもよい。ただし、アジ化ナトリウム等の防腐剤を含有している緩衝液は使用しないこと。
調製時
開封・溶解後は速やかに使用すること。
溶解時に微濁があっても酵素活性に影響はない。
その他
本剤の至適pHは7付近であり、強酸、強アルカリ、重金属塩及び熱により酵素活性が阻害されるので注意すること。

用法用量に関連する使用上の注意

トロンビンの至適pHは7付近であり、酸により酵素活性が低下するので、本剤を投与する際には、事前に緩衝液等により胃酸を中和させること(「適用上の注意」の項2)の(2)参照)。

妊婦、産婦、授乳婦等への投与

妊娠中の投与に関する安全性は確立していないので、妊婦又は妊娠している可能性のある婦人には治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与すること。

小児等への投与

小児等に対する安全性は確立していない(使用経験が少ない)。

併用禁忌 

薬剤名等臨床症状・措置方法機序・危険因子
ヘモコアグラーゼ
(レプチラーゼ)
トラネキサム酸
(トランサミン)
血栓形成傾向があらわれるおそれがある。凝血促進剤、抗プラスミン剤及びトロンビンは血栓形成を促進する薬剤であり、併用により血栓形成傾向が相加的に増大する。
アプロチニン
(トラジロール)
血栓形成傾向があらわれるおそれがある。アプロチニンは抗線溶作用を有するため、トロンビンとの併用により血栓形成傾向が増大する。

重大な副作用 

(頻度不明)
ショックを起こすことがあるので、観察を十分に行い、呼吸困難、チアノーゼ、血圧降下等があらわれた場合には直ちに投与を中止し、適切な処置を行うこと。
ウシ由来トロンビン投与により、抗ウシ・トロンビン抗体及び抗第V因子抗体を生じ凝固異常あるいは異常出血が認められたとの報告があるので、このような場合には投与を中止すること。

その他の副作用 

以下のような副作用があらわれた場合には、症状に応じて適切な処置を行うこと。

頻度不明
過敏症注)発疹、発赤
消化器腹部膨満感、下痢、嘔気、嘔吐
その他発熱、頭痛

注)このような症状があらわれた場合には投与を中止すること。

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