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起坐呼吸

概要・推奨

  1. 起坐呼吸とは、呼吸困難が臥位で増強し起坐位で軽減する臨床的徴候であり、主に左心不全、まれに気管支喘息や肺炎で認められ、血中BNP値などの指標と組み合わせることで心不全の診断につながる(推奨度1)。
  1. 起坐呼吸を呈する急性心不全は、経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)が90%未満であることが多く、低酸素補正のためにただちに酸素療法を行う(推奨度1)。
  1. 起坐呼吸を呈する急性心不全で、呼吸不全(呼吸数>25回/分、SpO2<90%)がある場合や、酸素投与でもSpO2 95%未満や頻呼吸や起坐呼吸の改善がみられない場合などには、すみやかに非侵襲的陽圧呼吸(noninvasive positive pressure ventilation、NPPV)を導入する
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