代謝性アシドーシス :トップ    
監修: 徳田安春 一般社団法人 群星沖縄臨床研修センター
萩原佑亮 東京都立小児総合医療センター救命救急科

概要

所見のポイント:
  1. 代謝性アシドーシスとは、pH7.35以下(正常値7.35~7.45)で、HCO3-(正常値22~28mEq/L)が低下した病態と定義されている。
  1. 代謝性アシドーシスは病態の結果であるため、見た目のアシドーシスを治療するのではなく、その原因を鑑別・治療する必要がある。
  1. *アニオンギャップ(AG)=ナトリウムイオン-(クロールイオン+重炭酸イオン)
  1. (正常値は12±4mEq/L)
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 代謝性アシドシスを引き起こした病態を早急に把握し、原疾患の治療を行う。
  1. 重度のアシドーシスは心機能不全や致死的不整脈を引き起こすために早急に原疾患の治療を行う。腎不全や重度の中毒が原因の場合には緊急血液透析が必要になる。
  1. 重炭酸ナトリウムの投与は、HCO3-< 4mEq/Lの重度の低HCO3血症、pH 7.10~7.20以下の重度な酸血症などに投与する。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 重炭酸ナトリウムの投与は、HCO3-< 4mEq/Lの重度の低HCO3血症、pH 7.10~7.20以下の重度な酸血症などに投与する。
  1. 重炭酸ナトリウムの投与法:BE×体重(kg)×0.4(mEq)を半量投与して再度血液ガスを再検査して調節する。ちなみに、メイロン静注8.4%は1mL=1mEq、メイロン静注7%は1mL=0.84mEqである。
 
診断へのアプローチ:(身体診察: >詳細情報 ・鑑別疾患: 鑑別疾患 ・アルゴリズム:アルゴリズム
  1. 下記のアルゴリズムに沿って、タイプを決定し、その後、原因疾患を評価する。
  1. 代謝性アシドーシスのタイプ決定アルゴリズム:…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

アニオンギャップ(AG)の評価のための検査例
  1. アニオンギャップ(AG)=Na+-(Cl-+HCO3-)であるため、血液ガスの結果で評価できる。

追加情報ページへのリンク

  • 代謝性アシドーシスに関する詳細情報
  • 代謝性アシドーシスに関する評価・治療例(詳細) (1件)
  • 代謝性アシドーシスに関するエビデンス・解説 (6件)
  • 代謝性アシドーシスに関する画像 (3件)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

代謝性アシドーシスのタイプ決定アルゴリズム
pHが正常時のアシドーシス・アルカローシスの存在の評価アルゴリズム
重度アシドーシスの悪影響
著者校正/監修レビュー済
2018/06/21

改訂のポイント
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。


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