群発頭痛 :トップ    
監修: 高橋裕秀 みどり野リハビリテーション病院
今井昇 静岡赤十字病院 神経内科

概要

疾患のポイント:
  1. 群発頭痛とは、自律神経症状などとともに、一側性の重度の頭痛が、眼窩部、眼窩上部または側頭部に生じる一次性頭痛である。ありふれた神経疾患で( エビデンス )、国際頭痛分類第3版beta版(ICHD-3β)の診断基準を用いて診断する。
  1. 頭痛は、一側性の重度~きわめて重度の頭痛が、眼窩部、眼窩上部または側頭部のいずれか1つ以上の部位に生じる。
  1. 発作持続時間はほかの一次性頭痛との鑑別に重要であり、4時間以上であれば片頭痛、15分未満であれば発作性片側頭痛または結膜充血および流涙を伴う短時間持続性片側神経痛様頭痛発作(SUNCT)を疑う。
  1. 自律神経症状には、流涙、結膜充血、鼻閉、鼻漏、眼瞼浮腫、前頭部および顔面の発汗および紅潮、耳閉感、縮瞳、眼瞼下垂がある。ほかに、落ち着かない、または興奮した様子を観察する。
 
診断: >詳細情報 
  1. 診断は以下の国際頭痛分類に従って行う。
  1. 国際頭痛分類:(以下のすべてを満たす)
  1. A .B~Dを満たす発作が5回以上ある
  1. B .未治療の場合、重度~きわめて重度の一側の痛みが眼窩部、眼窩上部または側頭部のいずれか1つ以上の部位に15~180分間持続する
  1. C .以下の1項目以上を認める
  1. 1 .頭痛と同側に少なくとも以下の症状あるいは徴候の1項目を伴う
  1. a) 結膜充血または流涙(あるいはその両方)
  1. b) 鼻閉または鼻漏(あるいはその両方)
  1. c) 眼瞼浮腫
  1. d) 前額部および顔面の発汗
  1. e) 前額部および顔面の紅潮
  1. f) 耳閉感
  1. g) 縮瞳または眼瞼下垂(あるいはその両方)
  1. 2 .落ち着きのない、あるいは興奮した様子 
  1. D .発作時期の半分以上においては、発作の頻度は1回/2日~8 回/1日である
  1. E .ほかに最適なICHD-3の診断がない
 
予後: >詳細情報

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

急性期の治療例
  1. 発作中の治療方針を参考に治療を選択する。
  1. 群発頭痛急性期の治療方針アルゴリズム
  1. 急性期治療薬として、スマトリプタン自己注射キットを処方する。
  1. 受診中の発作に対してはスマトリプタン皮下注射もしくは純酸素吸入を行う。 エビデンス  エビデンス 
○ 発作中は1)2)を行う。

追加情報ページへのリンク

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

群発頭痛急性期の治療方針
群発頭痛、群発期の非発作時治療方針
群発頭痛発作時の様子
著者校正/監修レビュー済
2017/03/31


  • 神経 の他のコンテンツを見る
詳細ナビ