自己免疫性膵炎 :トップ    
監修: 下瀬川徹 東北大学大学院
神澤輝実 都立駒込病院 内科

概要

疾患のポイント:
  1. 自己免疫性膵炎とは、発症に自己免疫機序の関与が疑われる膵炎と定義される。IgG4関連疾患の膵病変と考えられている。
  1. 自己免疫性膵炎の国際コンセンサス診断基準による、びまん性膵腫大例の診断のアルゴリズム:アルゴリズム
  1. 自己免疫性膵炎の国際コンセンサス診断基準による、限局性膵腫大例の診断のアルゴリズムアルゴリズム
 
診断: >詳細情報 
  1. 自己免疫性膵炎の診断においては、膵癌との鑑別がきわめて重要である。
  1. 膵臓癌や胆管癌を除外して、「自己免疫性膵炎臨床診断基準2011」によって診断する。
  1. 膵腫大
  1. 膵管狭細像
  1. 血中IgG4値 135 mg/dl以上
  1. 膵臓の病理組織像:リンパ球とIgG4陽性形質細胞の密な浸潤と線維化
  1. 膵外病変:硬化性胆管炎、涙腺・唾液腺腫大、後腹膜線維症
  1. ステロイドの反応性
 
重症度・予後評価: >詳細情報 
  1. 治療はステロイドが奏効するが、しばしば再燃する。 <図表><図表>

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

自己免疫性膵炎と膵臓癌との鑑別に必要な血液検査例
  1. 腫瘍マーカーの異常高値は膵臓癌を示唆し、血中IgG,IgG4の上昇や自己抗体陽性は自己免疫性膵炎を示唆する。
自己免疫性膵炎が鑑別に挙がる膵腫瘤の場合は、まずIgG4を測定する

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

自己免疫性膵炎の国際コンセンサス診断基準による、びまん性膵腫大例の診断のアルゴリズム
自己免疫性膵炎の国際コンセンサス診断基準による限局性膵腫大例の診断のアルゴリズム
自己免疫性膵炎臨床診断基準2011
自己免疫性膵炎のステロイド治療法
自己免疫性膵炎のステロイド治療前後の膵胆管像 (ERCP)
自己免疫性膵炎のステロイド治療前後の腹部CT
自己免疫性膵炎の腹部CT
自己免疫性膵炎の腹部US
自己免疫性膵炎のERP像
著者校正/監修レビュー済
2016/07/21


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