白斑 :トップ    
監修: 戸倉 新樹 浜松医科大学医学部附属病院 皮膚科
谷岡未樹 谷岡皮フ科クリニック

概要

症状のポイント: >詳細情報 
  1. 白斑とは、何らかの原因で生じる皮膚の脱色素斑である。
  1. 実臨床では95%以上の疾患は尋常性白斑である。
  1. その症状治療には、以下のものがある。尋常性白斑は通常、症状を伴わない。合併症がなければ治療をしなくても生命予後に影響しないので、治療は患者にリスク・ベネフィットを説明し、同意を得て行う。
 
鑑別疾患:(鑑別疾患のリスト: 鑑別疾患 )
  1. 実臨床では95%以上の疾患は尋常性白斑である。甲状腺機能障害、膠原病、フォークト・小柳・原田病などを見逃さない。
  1. 頻度の多い疾患:  >詳細情報 
  1. 尋常性白斑(全身型)、尋常性白斑(分節型)、炎症後脱色素斑の頻度が高く、尋常性白斑(全身型)が大多数を占める。
  1. 重篤な疾患: >詳細情報 
  1. 甲状腺機能障害、膠原病、フォークト・小柳・原田病
  1. 治療可能なまれな疾患: >詳細情報 
  1. フォークト・小柳・原田病、外陰部パジェット病、ロドデノール関連脱色素斑など
 
治療: >詳細情報 
  1. 患者のQOL障害度と、白斑の範囲、進行性かどうかで治療方針を検討する。
  1. ステロイド外用、ビタミンD3外用などの外用薬治療、紫外線治療など保存的治療をまず行う。保存的治療に反応せず、患者の希望が強い場合は外科的治療も検討する。
 
専門医に紹介: >詳細情報 
  1. フォークト・小柳・原田病、外陰部パジェット病、先天性の脱色素斑で出血傾向や免疫不全、難聴、精神発達遅延を合併している場合は、専門医に紹介する。
 
臨床のポイント
  1. 完全脱色素斑を来す白斑の多くは尋常性白斑である。
  1. フォークト・小柳・原田病、甲…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

甲状腺疾患や膠原病の合併を除外する検査例
  1. 尋常性白斑は他の自己免疫性疾患を伴う場合がある<図表>。そのため、スクリーニング検査でその有無を調べる。
○ 尋常性白斑を疑うすべての患者に下記血清検査を行う。

追加情報ページへのリンク

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

先天性白斑・白皮症の病型分類
後天性白斑・白皮症の病型分類
尋常性白斑(全身型):全身に散在する脱色素斑
尋常性白斑(分節型):右顔面の脱色素斑
Sutton母斑:母斑周囲に生じた脱色素斑
悪性黒色腫に伴う白斑:悪性黒色腫治療中に生じた脱色素斑
Vogt-・小柳・原田病に伴う白斑:頭痛、視力障害を伴う白斑
外陰部Paget病:外陰部脱色素斑の見逃しやすい皮膚悪性腫瘍
甲状腺機能亢進症を合併した白斑:合併症を伴う白斑
Sjogren(シェーグレン)症候群に伴う白斑:遠心性環状紅斑に伴う白斑
著者校正/監修レビュー済
2016/04/01


詳細ナビ