発熱を伴う皮膚疾患 :トップ    
監修: 戸倉 新樹 浜松医科大学医学部附属病院 皮膚科
谷崎英昭 京都大学 皮膚生命科学講座

概要

疾患のポイント:
  1. 発熱物質(外因性・内因性のどちらも重要である)に対して体温調節中枢が反応した結果生じる。
  1. 皮疹が先行する場合と発熱が先行する場合があり、その原因は多岐にわたる。
  1. 多くの場合全身症状を伴っており、緊急性の有無を常に念頭に置く。
  1. 熱型が診断の参考になることもあり、問診、臨床経過に留意すべきである。
  1. 皮膚症状のみならず、粘膜症状、内臓所見などの所見にも絶えず気をつけることが重要である。
  1. 病歴(内服歴・渡航歴など)から多くの鑑別疾患を想定して検査を行い、診断に至ることが重要である。
  1. 状態の悪化傾向・改善傾向を適切に判断し、適応疾患には入院加療を勧める必要がある。
 
診断へのアプローチ:(身体診察: >詳細情報 ・鑑別疾患: 鑑別疾患 )
  1. 全身状態の把握とともに、感染症、悪性腫瘍、中毒疹、膠原病、自己免疫疾患の順に検査を実施する。
  1. 眼球結膜・口腔内病変などの粘膜症状は常に診察対象とする。
  1. 頻度の高い疾患: >詳細情報 
  1. 各感染症、中毒疹・薬疹
  1. 重篤な疾患: >詳細情報 
  1. 重症薬疹、成人の各ウイルス感染、甲状腺機能障害、膠原病、悪性腫瘍
  1. まれな治療可能疾患: >詳細情報 
  1. 膠原病関連疾患、海外で流行している感染症、ツツガムシ病や日本紅斑熱など
  1. 発熱を伴う皮膚疾患の診断アルゴリズム(感染症を疑う場合):…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

消化器疾患や膠原病関連疾患、薬疹の合併を除外する検査例
  1. 随伴症状より予測される鑑別疾患に対して、血液検査を中心にスクリーニングを行う。
○ 全身の有無を確認して、1)2)3)のルーチン検査に追加し、4)~9)の検査を追加する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

発熱を伴う皮膚疾患の診断アルゴリズム(感染症を疑う場合)
発熱を伴う皮膚疾患の診断アルゴリズム(感染症以外を疑う場合)
EBウイルス感染による発熱を伴う皮膚疾患
スティーブンス・ジョンソン症候群による発熱を伴う皮膚疾患
全身性エリテマトーデスによる発熱を伴う皮膚疾患
中毒性表皮壊死症(TEN)による発熱を伴う皮膚疾患
手足口病による発熱を伴う皮膚疾患
熱傷後の蜂窩織炎による発熱を伴う皮膚疾患
白血病による発熱を伴う皮膚疾患
蕁麻疹による発熱を伴う皮膚疾患
著者校正/監修レビュー済
2017/01/26


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