今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

改訂のポイント:
  1. 執筆者の交代に伴い全体の構成を見直した。
  1. 『2022年改訂版不整脈の診断とリスク評価に関するガイドライン』の内容を加筆・修正した。
 

概要・推奨   

  1. 心室性期外収縮では12誘導心電図のほかホルター心電図で頻度や多形性の有無、運動負荷試験で運動時に抑制されるかを検査することが推奨される(推奨度2)
  1. 頻拍の場合、12誘導心電図のほかホルター心電図、運動負荷心電図、イベントリコーダー等で頻拍発作時の心電図記録を試みることが推奨される(推奨度2)
  1. 徐脈の場合、12誘導心電図のほか、症状に応じてホルター心電図や運動負荷心電図を行うことが推奨される(推奨度2)
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病態・疫学・診察 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 最も遭遇する不整脈は心室性期外収縮であり、学校検診や診察上の心音の不整で指摘を受けることが多い。ほとんどのものが治療の必要がなく、経過観察となる。
  1. 器質的心疾患の鑑別と家族歴の聴取は重要である。
  1. 運動にて増悪する不整脈の鑑別が重要であり、必要であれば運動負荷検査を行う。
  1. 徐脈治療にて重要な点は、症状の有無である。症状との関連やリスクを評価するために、ホルター心電図検査も有用である。
  1. 頻脈性不整脈は、発作状況、年齢に応じてカテーテルアブレーションを考慮する。
  1. 抗不整脈薬、抗アレルギー薬、抗菌薬(マクロライド系や抗真菌薬)、向精神薬、抗うつ薬などの薬剤によりQT延長を来す例があるため、QT延長が疑われる場合には、薬剤歴にてそれらの内服の有無についても確認することが望ましい。
 
 
 
  1. 頻度の高い心室性期外収縮は、左機能低下を来す可能性がある。(参考文献:[1][2]
  1. 頻度の高いもの(成人では1日の10%以上、小児では1日の20-30%以上)、coupling intervalが短いものでは、心機能低下の可能性がある。
問診・診察のポイント  
  1. 自覚症状の有無や失神の有無の確認や、突然死および不整脈の家族歴の聴取を行う。特に失神例では、QT延長症候群を始めとした遺伝性不整脈疾患の鑑別のため家族歴の聴取は必須である。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
佐藤要 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:五十嵐隆 : 特に申告事項無し[2024年]

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頻脈・不整脈(小児科)

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