臍ヘルニア(小児科) :トップ    
監修: 渡辺博 帝京大学医学部附属溝口病院
川野孝文 家入里志 鹿児島大学 小児外科学

概要

疾患のポイント:
  1. 出生後、臍帯が脱落する際に、尿膜管、臍動脈、臍静脈が閉鎖、退縮し、通常は横筋筋膜により閉鎖されるが、不完全な閉鎖が原因で臍ヘルニアとなる。いわゆる、でべそである。<図表>

診断: >詳細情報 
  1. 大きさに変化があり、ヘルニア門を触知することができれば、臍ヘルニアである。ヘルニア門は、へそ基部の腹直筋の欠損部であり、円形の線維性の穴として体表面より触知可能である。
  1. 臍ヘルニア:<図表>
  1. 臍突出症:<図表>
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 重症度はない。非常に大きな臍ヘルニアでも自然に治癒することが知られている。
  1. ヘルニア門が2cmを超えると自然に治りにくいとする報告もある。
 
治療: >詳細情報 
  1. 生後6カ月以下は保存的治療(圧迫療法)を行ってもよい。しかし、それ以上で行っていけないわけではない。有効との報告は多いが、エビデンスとしてはまだ不十分である。
  1. 基本的には経過観察でよいが、2~3歳(施設により異なる)を過ぎても改善がない場合は、自然治癒の可能性が低くなるため、家族が望めば手術をする。ただし、手術をしなくても健康上問題になることはない。
  1. ほとんどの症例で、手術は美容的形成が目的となる。
  1. 圧迫療法施行:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

臍ヘルニア
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皮下腫瘍
著者校正/監修レビュー済
2016/04/01