腸重積(小児科)

著者: 西本創 さいたま市民医療センター 小児科

監修: 渡辺博 帝京大学医学部附属溝口病院

著者校正/監修レビュー済:2016/04/01

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. 腸重積とは、口側の腸管が肛門側に進入することによって生じる腸閉塞であり、以下の3つの症状を認めることが多いが、3主徴すべてが揃わないことのほうが多く、不機嫌、泣きやまないといった主訴で来院することもある。
  1. 腸重積の3主徴:
  1. ①間欠的腹痛(不機嫌)
  1. ②嘔吐
  1. ③血便
 
診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 腹部超音波検査にて重積した腸管が横断面ではtarget sign 縦断面ではpseudokidney sign として観察される。侵襲もなく、外来で容易にできる検査であるため、とにかく「やってみる」ことが大切である。
  1. Target sing:<図表>
  1. カニの爪サイン:<図表>
 
重症度・予後評価: >詳細情報 
  1. ほとんどの症例で非観血的整復を行うことができる予後良好な疾患であるが、診断が遅れると開腹手術が必要となり、ときに壊死腸管切除となることがある。
 
治療:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. まとめ:
  1. 非観血的整復が第1選択であるが、腸管壊死や腹膜炎の所見がある場合には禁忌となる。…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

開通の確認
  1. 整復後、活性炭1gを飲ませる。便への排出を確認できれば、しっかり開通した証拠となる。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)


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