腸重積(小児科)

著者: 西本創 さいたま市民医療センター 小児科

監修: 渡辺博 帝京大学医学部附属溝口病院

著者校正/監修レビュー済:2020/08/27
参考ガイドライン:
  1. 日本小児救急医学会ガイドライン作成委員会:エビデンスに基づいた小児腸重積症の診療ガイドライン

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概要・推奨  

  1. 腸重積とは、口側の腸管が肛門側に進入することによって生じる腸閉塞であり、間欠的腹痛(不機嫌)、嘔吐、血便の3つの症状を認めることが多い。3主徴すべてが揃わないことのほうが多く、不機嫌、泣きやまないといった主訴で来院することもある。
  1. 原因不明の不機嫌、啼泣を含めて腹痛と考えると、腸重積症の初発症状は腹痛の頻度が最も高く、次いで反射性嘔吐を伴う頻度が高い。この段階で本症を疑う必要がある。(推奨度1)
  1. 腹部超音波検査にて重積した腸管が横断面ではtarget sign 縦断面ではpseudokidney sign として観察される。侵襲もなく、(推奨度1)外来で容易にできる検査であるため、とにかく「やってみる」ことが大切である(図<図表><図表>)。
  1. ほとんどの症例で非観血的整復を行うことができる予後良好な疾患であるが、診断が遅れると開腹手術が必要となり、ときに壊死腸管切除となることがある。
  1. 非観血的整復が第1選択であるが、ショックが改善できないときや、腸管壊死・穿孔や腹膜炎の所見がある場合には禁忌となる。(推奨度1)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(記載の追加、修正を行い、推奨度を追加した)。

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