今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 中川圭 東北大学大学院 消化器外科学

監修: 田妻進 JR広島病院/広島大学

著者校正/監修レビュー済:2023/10/11
参考ガイドライン:
  1. 日本肝胆膵外科学会:臨床・病理 胆道癌取扱い規約 第7版(2021)
  1. 日本肝胆膵外科学会:胆道癌診療ガイドライン2019 改訂第3版
  1. 胆道癌診療ガイドライン2019へのCQ追記(2022年3月2日)
  1. 日本臨床腫瘍学会:がん免疫療法ガイドライン 第3版(2023)
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 「臨床・病理 胆道癌取扱い規約 第7版(2021)」「胆道癌診療ガイドライン2019 改訂第3版」「がん免疫療法ガイドライン 第3版」を参考にレビューを行った。以下は主な変更点である。
  1. 本邦の取扱い規約がUICCに準拠しステージングも変更された。
    ・T分類が癌の浸潤の深さ(Depth of invasion : DOI)で評価される。DOIのカットオフ値は5 mmと12 mmである。DOIの測定が困難な場合浸潤癌成分の厚み(Invasion of tumor thickness :ITT)を代用する。原則DOIとITT双方を記録する。
    ・原発腫瘍占拠範囲内において癌細胞が先進部でリンパ管、静脈内、ある胃が神経周囲に認められる場合はT因子として扱う。
    ・N分類において所属リンパ節は総胆管、肝動脈から腹腔動脈、膵頭十二指腸後部・前部、上腸管膜動脈リンパ節(#12h、a、b、p、c、 #8a、p、#9、 #13a、b、#17a、b、#14p、d)に分けられる。切除において#9は状況により郭清しなくてもよく、#14p、dは膵頭十二指腸切除の際に切除される範囲でよい。郭清リンパ節の個数の目安は12個以上である。
  1. 根治切除術後の補助化学療法としてS-1の半年施行の有用性が報告され(Nakachi K, et al. Lancet. 2023 Jan 21;401(10372):195-203.)、胆道癌でS-1術後補助療法が標準治療となった。
  1. 胆道癌で免疫チェックポイント阻害剤・FGFR2阻害剤が適応に加わった。
  1. また、各レジメンを追加した。

概要・推奨   

  1. 遠位胆管癌は多くが腺癌(adenocarcinoma)で、黄疸で発症することが多い。
  1. 主な症状は全身倦怠感、皮膚瘙痒感、茶褐色尿、灰白便などで黄疸や肝機能異常に伴う症状を呈することが多い。
  1. 遠位胆管癌の診断にはマルチスライスCT、MRCPの施行が有用だが、胆道ドレナージ前に行う事が重要である(推奨度1,J)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
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(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
中川圭 : 未申告[2023年]
監修:田妻進 : 特に申告事項無し[2023年]

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