猫引っかき病

著者: 羽田野義郎 東京医科歯科大学医学部附属病院 感染制御部

監修: 大曲貴夫 国立国際医療研究センター

著者校正/監修レビュー済:2019/11/14

概要・推奨  

  1. 免疫正常者、猫引っかき病の典型例では、アジスロマイシン5日間投与により早期にリンパ節腫脹を軽快させる(推奨度2)
  1. 猫引っかき病が疑われる場合、可能であればリンパ節生検を施行するべきである。悪性腫瘍や抗酸菌感染症の場合があり、約1/4で悪性腫瘍と診断されている(推奨度2)
  1. 5~14%で肝臓、脾臓、眼、中枢神経系などへの播種性病変を来す(推奨度1)
  1. 中~重症の猫ひっかき病の場合、治療することで有症状期間を短縮できる(推奨度2)
  1. 国内では、猫引っかき病は秋から冬にかけて多くなる傾向がある(推奨度2)
  1. 猫引っかき病は猫だけでなく、犬や他のペットからも感染する(推奨度1)
  1. 視神経炎の治療はドキシサイクリン、リファンピシンを4~6週間投与する(推奨度2)
  1. 細菌性紫斑病の研究は少ないが、リファンピシンが有効である(推奨度2)
  1. 血清PCRの感度は低いため、病理検体からのPCR提出が望ましい。また症状出現より6週間以内が望ましい(推奨度2)
  1. 播腫性病変としての視覚障害の予後はおおむね良好である(推奨度2)
  1. 日本人のBartonella henselae IgG 抗体陽性率は6.4%である(推奨度2)
  1. 猫引っかき病診断に用いられる間接蛍光抗体法では、交差反応が多い(推奨度2)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行った(変更なし)。


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