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肺胞低換気症候群およびCO2ナルコーシス

著者: 陳和夫 京都大学 呼吸管理睡眠制御学講座

監修: 巽浩一郎 千葉大学 呼吸器内科学

著者校正/監修レビュー済:2019/03/04

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. 動脈血二酸化炭素分圧(PaCO2)の正常値は35~45mmHg(海外の教科書では37~43mmHgのときもある)であり、45mmHgを超えるときに肺胞低換気という。
 
診断:アルゴリズム >詳細情報 
  1. 動脈血ガスを測定し、PaCO2が45 mmHgを超えていることを確認することが必須である。
 
原因の評価:
  1. 肺機能正常例は特発性あるいは中枢性肺胞低換気症候群を考慮する。自発的過換気を行い、血液ガスが正常化した場合は、特発性あるいは中枢性肺胞低換気症候群を考慮する。脳CT、MRIで原因となる器質的疾患を認めた場合は、中枢性肺胞低換気と診断する。
  1. 二次性低換気の原因に、肺機能障害、呼吸調節の異常、呼吸筋力の低下あるいは疲労などがある。胸部X線写真、肺機能検査などで、肺疾患の有無を確認する。
  1. 慢性的肺胞低換気に関連する異常の分類:<図表>
  1. 肥満低換気症候群(OHS)の診断基準:<図表>
  1. 肺胞低換気症候群は睡眠呼吸障害の睡眠関連低換気を示す。
  1. 睡眠関連呼吸障害~睡眠障害国際分類第3版(ICSD-3)による~:<図表>
 
治療: >詳細情報 
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

肺胞低換気症候群の評価のための検査
  1. PaCO2の正常値は35~45mmHg(海外の教科書では37~43mmHgのときもある)であり、45mmHgを超えるときに肺胞低換気という。
○ 本症を疑う症例では必須である。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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