避妊法、緊急避妊法 :トップ    
監修: 小林裕明 鹿児島大学大学院医歯学総合研究科生殖病態生理学
前田津紀夫 前田産科婦人科医院

概要

ポイント:
  1. 避妊とは、妊娠を望まない場合、受胎を防ぐために薬剤や器具を使用し、または月経周期における排卵期の予測を行ったり、射精の方法を考慮して妊娠を防ぐ方法のことをいう。
  1. 避妊法には可逆的な方法と不可逆的な方法が存在し、可逆的避妊法のうちで避妊効果が高いのが経口避妊薬と子宮内避妊具(IUD)・子宮内避妊システム(IUS)である。特に経口避妊薬は安全性も高いことが明らかになっている。また、不可逆的な避妊法としては卵管結紮や精管結紮が挙げられる。
 
コンドーム:  >詳細情報 
  1. 簡易な方法で、性感染症のリスクを減らすことができる。
  1. コンドームのパール指数は一般的な使用法である。
 
経口避妊薬: >詳細情報 
  1. 可逆的な避妊法としては、経口避妊薬(OC)が避妊効果に優れており、その安全性も高い。
  1. パール指数とは100組のカップルが1年間その避妊法を行った際の妊娠例数と同義であるが、わが国で実施された臨床試験の成績によれば、経口避妊薬のパール指数は 0~0.59 であり、可逆的な方法のなかで、最も避妊効果に優れている。
  1. 薬剤は、一相性、二相性などに分かれている。内服を開始したその日から妊娠の可能性は低くなる。
  1. 薬剤を飲み忘れた場合は、次の内服の際に気づいた場合は2錠を内服する。2日以上内服を忘れた場合は、別の避妊による方法で次周期の内服開始まで対応する。
  1. 低用量経口避妊薬(OC) 初回処方時の手順概略:アルゴリズム
 
子宮内避妊具・子宮内避妊システム: >詳細情報 
  1. 子宮内避妊具(IUD)・子宮内避妊システム(IUS)は避妊効果において優れた方法である。
  1. IUD・IUSは避妊効果の高い方法ではあるが、少数例とはいえ妊娠例があることを情報提供する。添付文書に記載された海外の報告をみると、ノバT380のパール指数は0.55、ミレーナ52mgのパール指数は0.14とされている。
 
緊急避妊法: >詳細情報 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

経口避妊薬を求められた際の標準的な流れ
  1. 問診・有害事象の説明・血圧測定を行い、禁忌・慎重投与対象者の確認を行い処方する。
  1. 薬剤は、一相性、二相性などに分かれている。内服開始時期が正しい場合、内服を開始したその日から妊娠の可能性は低くなる。(低用量経口避妊薬・ピル: >詳細情報 )
○ 1)-11)のいずれかを用いる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

緊急避妊薬レボノルゲストレル(ノルレボ錠1.5mg)
子宮内避妊システム ミレーナ52mg
銅付加子宮内避妊具ノバT380
子宮内避妊具(銅付加でないもの) FD-1
経口避妊薬 アンジュ28
経口避妊薬 マーベロン28
経口避妊薬 トリキュラー錠28
著者校正/監修レビュー済
2018/08/10


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