今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 山本裕 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科

監修: 森山寛1) 東京慈恵会医科大学附属病院

監修: 小島博己2) 東京慈恵会医科大学 耳鼻咽喉科

著者校正済:2025/05/14
現在監修レビュー中
参考ガイドライン:
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い『小児急性中耳炎診療ガイドライン』を参考に全面的な改訂を行った。

概要・推奨   

  1. 急性中耳炎に罹患する機会が多く、乳様突起が未発達な乳幼児に発症することが多い。
  1. 耳後部皮膚の発赤、腫脹、波動、耳介の立ち上り(耳介聳立)が診断のポイントとなる。
  1. 重症例では、顔面神経麻痺、頭蓋内合併症などを併発する可能性がある。
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病態・疫学・診察 

疾患情報(疫学・病態)  
  1. 乳突洞とは中耳腔の一部で乳様突起内に存在する。したがって、急性乳突洞炎と急性乳様突起炎はほぼ同義語である。
  1. 急性乳様突起炎は乳突腔(乳突洞、乳突蜂巣)内に感染が波及、遷延することにより生じる。
  1. 多くは急性中耳炎に続発するが、慢性中耳炎や真珠腫性中耳炎に生じた感染の急性増悪時に発症することもある。
  1. 急性中耳炎に罹患する機会が多く、乳突腔が発達途上にある乳幼児に発症することが多い。
  1. 保存的治療の効果がみられない、または見込めない症例では、手術治療が必要となる。
問診・診察のポイント  
問診:
  1. 急性中耳炎の罹患歴

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
山本裕 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:森山寛 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:小島博己 : 特に申告事項無し[2025年]

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急性乳突洞炎・乳様突起炎

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