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概要・推奨
疾患のポイント:- メニエール病とは、「難聴、耳鳴、耳閉感などの聴覚症状を伴ってめまい発作を繰り返す疾患」である。病態は内リンパ水腫であるが、原因として起きたのか、結果として起きたのかはいまだに不明である。
- わが国の発症率は、人口10万あたり35~48人で、性格傾向として、几帳面で神経質な人に多い傾向がある。
- めまい発作の背景には、疲れや寝不足と同時に、精神的な不安を伴うストレスがあることが知られている。
- 肩こりや頭痛や睡眠障害などの不定愁訴や自律神経失調症の症状を伴うことが多い。
- 発作初期には聴力は軽快するが、この段階で生活指導を含めたストレスマネージメントが重要である。めまい発作が抑えられないと難聴が進行することがある。
診断: >詳細情報 - メニエール病は、下記のリンク先に記すような特徴的な“めまい発作”の繰り返しを確認し、他の疾患を除外することで確定診断となる。初回発作のときは、メニエール病疑い例である。診断のためには、十分な問診と純音聴力検査、平衡機能検査、CT、MRIなどが、鑑別疾患に必要である。鑑別疾患としては、めまいを伴う突発性難聴、外リンパ瘻、内耳炎、聴神経腫瘍、神経血管圧迫症候群、内耳梅毒、聴神経以外の脳腫瘍などが挙げられる。
- ”めまいの発作”の特徴は回転性のめまいで、数分から数時間持続し、めまいの発作時には吐き気や嘔吐、耳閉感や耳鳴、難聴(低音部の感音難聴より始めることが多い)を伴うことが多い。通常、片側の耳から発症するが、なかには経過とともに両耳に症状が出ることもある。複視や嚥下障害のような中枢神経症状を伴わないことも特徴である。
- メニエール病診断基準: >詳細情報
- メニエール病に特徴的なめまい発作、聴力障害: >詳細情報
重症度・予後: >詳細情報 - わが国の重症度分類として、厚生省特定疾患前庭機能異常調査研究会の重症度分類がある。
- 特に下記の表は治療の選択や効果判定や予後の予測に有用である。
…
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■診断のための評価例
疾患のポイント:
- メニエール病とは、「難聴、耳鳴、耳閉感などの聴覚症状を伴ってめまい発作を繰り返す疾患」である。病態は内リンパ水腫であるが、原因として起きたのか、結果として起きたのかはいまだに不明である。
- わが国の発症率は、人口10万あたり35~48人で、性格傾向として、几帳面で神経質な人に多い傾向がある。
- めまい発作の背景には、疲れや寝不足と同時に、精神的な不安を伴うストレスがあることが知られている。
- 肩こりや頭痛や睡眠障害などの不定愁訴や自律神経失調症の症状を伴うことが多い。
- 発作初期には聴力は軽快するが、この段階で生活指導を含めたストレスマネージメントが重要である。めまい発作が抑えられないと難聴が進行することがある。
診断: >詳細情報
- メニエール病は、下記のリンク先に記すような特徴的な“めまい発作”の繰り返しを確認し、他の疾患を除外することで確定診断となる。初回発作のときは、メニエール病疑い例である。診断のためには、十分な問診と純音聴力検査、平衡機能検査、CT、MRIなどが、鑑別疾患に必要である。鑑別疾患としては、めまいを伴う突発性難聴、外リンパ瘻、内耳炎、聴神経腫瘍、神経血管圧迫症候群、内耳梅毒、聴神経以外の脳腫瘍などが挙げられる。
- ”めまいの発作”の特徴は回転性のめまいで、数分から数時間持続し、めまいの発作時には吐き気や嘔吐、耳閉感や耳鳴、難聴(低音部の感音難聴より始めることが多い)を伴うことが多い。通常、片側の耳から発症するが、なかには経過とともに両耳に症状が出ることもある。複視や嚥下障害のような中枢神経症状を伴わないことも特徴である。
- メニエール病診断基準: >詳細情報
- メニエール病に特徴的なめまい発作、聴力障害: >詳細情報
重症度・予後: >詳細情報
- わが国の重症度分類として、厚生省特定疾患前庭機能異常調査研究会の重症度分類がある。
- 特に下記の表は治療の選択や効果判定や予後の予測に有用である。
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■診断のための評価例
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診断のための評価例
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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