アデノイド肥大・扁桃の異常(扁桃肥大含む) :トップ    
監修: 森山寛 東京慈恵会医科大学附属病院
林達哉 旭川医科大学 耳鼻咽喉科・頭頸部外科

概要

症状のポイント:
  1. アデノイド肥大および扁桃肥大はアデノイド(咽頭扁桃)と口蓋扁桃のサイズが通常より大きいことを意味し、病的な肥大のみならず生理的肥大も含む。
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 顎顔面奇形にアデノイド肥大、口蓋扁桃肥大を伴う小児に急性上気道炎を合併すると、重篤な閉塞性の呼吸障害を発症することがある。ネーザルエアウェイ、気管内挿管にて気道を確保する。
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. アデノイドは4~6歳、口蓋扁桃は5~7歳に生理的に最も肥大する(生理的肥大)。何らかの症候を伴う場合に手術的治療の対象となるが、大きいというだけでは手術適応はない。
  1. 小児のアデノイド肥大および扁桃肥大に対する手術適応(アデノイド切除や口蓋扁桃摘出術)の決定には、睡眠時の呼吸障害の有無と程度の評価が最も重要である。睡眠時の呼吸障害は通常大きないびきを伴い、呼吸が数秒間停止したり、胸や腹が陥没するような努力性の呼吸状態を指す。
  1. 実際にアデノイドや口蓋扁桃(扁桃腺)の肥大を確認し、これらの症状の有無や程度を評価した後、必要があれば、アデノイドや口蓋扁桃を手術的に切除する。特に小児の睡眠障害は、手術により劇的改善が期待できる。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. アデノイド切除術や口蓋扁桃摘出術の適応を疑う患者、悪性腫瘍、若年性鼻咽腔血管線維腫が疑われる患者は、耳鼻咽喉科専門医に紹介する。
 
診断へのアプローチ:(身体診察: >詳細情報 ・鑑別疾患: 鑑別疾患 ・アルゴリズム:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時検査例
  1. 口蓋扁桃や咽頭扁桃肥大の有無と程度を把握し、肥大の影響による滲出性中耳炎に関する検査も行う。
○ 下記の検査を追加する。

追加情報ページへのリンク

  • アデノイド肥大・扁桃の異常(扁桃肥大含む)に関する詳細情報
  • アデノイド肥大・扁桃の異常(扁桃肥大含む)に関する評価・治療例(詳細) (1件)
  • アデノイド肥大・扁桃の異常(扁桃肥大含む)に関するエビデンス・解説 (8件)
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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

アデノイド増殖症の診断・治療アルゴリズム
上咽頭側面X線検査
滲出性中耳炎の鼓膜所見(右鼓膜)
上咽頭癌(成人例)
上咽頭悪性リンパ腫
口蓋扁桃肥大
アデノイド肥大
小児アデノイドの経鼻内視鏡像
口蓋扁桃肥大と鑑別を要する疾患(扁平上皮癌)
口蓋扁桃肥大と鑑別を要する疾患(悪性リンパ腫)
著者校正/監修レビュー済
2016/04/01


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