顎顔面外傷 :トップ    
監修: 近津大地 東京医科大学
櫻井博理 飯野光喜 山形大学医学部 歯科口腔・形成外科学講座

概要

疾患のポイント:
  1. 顎顔面外傷の原因は軽微な外力によるものから、転倒、転落、交通および作業事故などさまざまである。
  1. 早急な全身の評価と局所の診断、それに引き続く治療方針の策定が必須となる。
  1. 顎顔面骨折の部位別頻度としては下顎骨骨折(約70%)、上顎骨骨折(約10%)、頬骨骨折(約5%)、鼻骨(約1%未満)である。
  1. 歯の損傷に対する治療に関しては、他コンテンツ 歯牙破折・脱臼 を参照してほしい。
 
診断: >詳細情報 
  1. 診断は、通常外傷歴により明らかである。追加評価として、単純X線、CT所見にて骨折を認めることにより診断となる。
  1. 画像検査としては、デンタルX線撮影、パノラマX線撮影、頭部PA法、Waters法、身体所見に基づいた直接撮影法を用いて骨折の有無・部位、骨折変位の程度などの診断をする。また、微細な骨折の診断や骨片の変位の正確な把握、軟組織腫脹の程度、血腫や気腫の有無および範囲などの診断目的でCTをとることもある(多発骨折の全体像の把握には3DCTが有用)。
  1. 下顎骨骨折骨折画像:<図表>
  1. 上顎骨折(Le FortⅠ型)骨折画像:<図表>
  1. 下顎骨正中部および右側下顎骨頸部骨折骨折画像:<図表>
  1. 頬骨骨折画像:<図表>
  1. 上下顎骨折画像:<図表>
 
合併症の評価: …

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時、骨折の有無を評価するための検査
  1. 種々のX線検査を行い骨折の有無や程度、部位等を評価する。
○ スクリーニングとして1)を、骨折部位の正確な診断として2)の検査を行う。

追加情報ページへのリンク

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

顎顔面外傷初療
顎顔面軟組織外傷治療方針
下顎骨骨折
上顎骨折(Le FortⅠ型)
下顎骨正中部および右下顎骨頸部骨折
頬骨骨折
上下顎骨折
骨折
著者校正/監修レビュー済
2017/07/31