• 感染症 の他のコンテンツを見る

胸膜炎

著者: 鈴木純 岐阜県総合医療センター 感染症内科

監修: 大曲貴夫 国立国際医療研究センター

著者校正/監修レビュー済:2017/07/31

個人契約のトライアルまたはお申込みで全コンテンツが閲覧可能

疾患、症状、薬剤名、検査情報から初診やフォローアップ時の治療例まで。

1,400名の専門医による経験と根拠に基づく豊富な診療情報が、今日の臨床サポート1つで確認できます。

まずは15日間無料トライアル

概要・推奨  

疾患のポイント:
  1. 胸膜炎とは、胸膜の炎症により胸水が貯留した状態であり、通常は病歴と診察で疑われ、胸部X線などの画像検査で胸水の存在が確認される。
 
診断: >詳細情報 
  1. 胸部X線、エコー、CTなどの検査にて胸水を認め、胸水検査によって診断される。  エビデンス   エビデンス 
 
原因の評価: >詳細情報 
  1. ポイント:
  1. 胸水貯留の原因は多岐にわたるが、成人では、心不全、肺炎随伴性胸水、悪性胸水、肺塞栓、結核性胸膜炎がほとんどである。“Never let the sun set on a pleural effusion.”(胸水を日没まで放っておくな)といわれるように早期に原因の評価を行う。
  1. 胸水貯留の原因精査のアルゴリズム:アルゴリズム
  1. 胸水穿刺:
  1. 明らかに心不全によるものを除き、原因の評価のために可能ならば胸水穿刺を行う。側臥位正面像のX線または超音波上で10mm以上の厚みのある胸水は穿刺適応となる。 エビデンス 
  1. 胸水検体が得られたら、感染を疑う場合は胸水のpHをまず測定する。残りの検体は、生化学(2~5mL)、微生物検査(5mL)、細胞診(残りをすべて、20~40mLは必要)に分ける。胸水を血液培養ボトルに入れる場合はさらに胸水が必要である。
  1. Lightの基準:
  1. Lightの基準を評価し、滲出性胸水か、漏出性胸水かを評価する。
  1. Lightの基準:以下のいず…

検査・処方例

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

初診時の検査例
  1. 病歴、身体所見から可能性のある原因疾患をよく考えたうえで、胸水穿刺を行う前から、検査する項目をあらかじめ想定しておくこと。
  1. 必ず提出するもの:LDH、蛋白、細胞数、細胞分画、グラム染色、一般細菌培養、細胞診
  1. よく提出するもの:アルブミン、pH、糖、抗酸菌染色、抗酸菌培養、結核PCR、ADA
  1. ときに提出するもの:TG、コレステロール、アミラーゼ、ヘマトクリット
○ 通常1)~6)を行う。特に滲出性胸水を認める場合には鑑別疾患に応じて7)~16)を考慮する。

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

ページ上部に戻る


エルゼビアは医療の最前線にいらっしゃる
すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
Thank you for serving us!