脊柱変形 :トップ    
監修: 酒井昭典 産業医科大学 整形外科学教室
稲見聡 野原裕 獨協医科大学 医学科整形外科学

概要

所見のポイント:
  1. 脊柱変形は、各年代にわたり生じる状態で有り、年齢により鑑別疾患や対応方法が異なる。若年者での脊柱変形は、先天性側湾症が多く、通常痛みや機能障害を伴わない場合が多いが、成長に伴い変形が増悪する可能性が高いので見過ごしてはならない。また、高齢者の脊柱変形は、腰椎変性後側弯症や骨粗鬆性椎体骨折などが多くADL障害の原因となるばかりでなく、逆流性食道炎など内臓の障害にも関与するので注意が必要である。
  1. 学校検診における側弯症の発見率は、軽症も含めると中学生で1%程度である。
  1. 思春期特発性側弯症、立位全脊柱X線正面像:<図表>
  1. 先天性側弯症:<図表>
  1. 神経線維腫症の皮膚所見:<図表>
 
緊急時対応: >詳細情報 
  1. 脊柱変形で緊急の対応が必要な診断として、骨折や脱臼などの外傷がある。通常は救急病院に搬送される。

症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 原疾患の治療が基本となる。
 
専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 多くの脊柱変形は構築性異常が原因であり、整形外科医による診断が必要になる。
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 ・アルゴリズム:アルゴリズム
  1. 原因疾患は、学童期以下では先天性側弯症や症候群性側弯症、思春期では特発性側弯症、壮年から高齢者では腰椎変性後側弯症や骨粗鬆症性椎体骨折後の後弯変形などが、頻度が高い。

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

脊柱変形の評価例
  1. 単純X線写真が基本であり、可能なら立位で撮影する。全脊柱撮影が不可能な場合は、胸椎と腰椎に分けて撮影する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

姿勢異常の診断アルゴリズム
思春期特発性側弯症、立位全脊柱X線正面像
先天性側弯症
神経線維腫症の皮膚所見
特発性側弯症、立位単純X線写真正面像
著者校正/監修レビュー済
2016/05/13


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