気管切開・人工呼吸器装着者の管理(在宅医療) :トップ    
監修: 和田忠志 いらはら診療所 在宅医療部
藤田拓司 医療法人拓海会 神経内科クリニック

概要

ポイント:
  1. 在宅人工呼吸管理には非侵襲的陽圧換気法(noninvasive positive pressure ventilation、NPPV)も含まれるが、本稿では気管切開・人工呼吸管理(tracheostomy positive pressure ventilation、TPPV)について記載する。
  1. 長期入院が困難な現在の医療情勢では、人工呼吸管理を受けている患者の主な療養場所は病院から自宅へ移ってきている。
  1. 気管切開・人工呼吸管理を受けながら自宅で療養している人は3,000人以上と推定され、筋萎縮性側索硬化症患者などの神経難病患者が多い。
  1. 診療を担当する医師は人工呼吸器の管理の一環として気管カニューレや回路交換など直接関与する以外に、呼吸理学療法や訪問看護に対する指示などのコーディネーターとしての役割も期待されている。
 
導入のための準備: >詳細情報 
  1. 人工呼吸器の選定:
  1. 「バッテリー駆動時間」「静粛性」「取り扱い業者の良し悪し」などに基づき、人工呼吸器の選定を行う。
  1. 医療安全の観点から、地域の医療機関で連携し、地域で使用する人工呼吸器の種類を限定するほうがよいと考えている。
  1. リコールなどの事態に対応するために、地域で使用する人工呼吸器を1機種にすることは勧められない。
  1. 在宅人工呼吸療法導入の流れ:<図表>
  1. 人工呼吸器の機種:<図表>
  1. 在宅人工呼吸管理に必要な物品の準備
  1. 吸引器、バッグ・バルブマスク(アンビュー・バッグ)を準備する。可能ならば、SpO2モニターも準備する。(2014年度の診療報酬改定で医療機関が準備することとなった)
  1. 介護者の確保:
  1. 日常的に介護にあたる介護者には最低限、喀痰吸引、バッグ・バルブマスク使用ができるように指導する必要がある。また人工呼吸器のアラームを止めることができる必要がある。介護者が気管カニューレ交換、回路交換を行うことが可能であればさらによい。
 
人工呼吸器の設定: …

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

在宅人工呼吸管理に関する診療報酬
在宅人工呼吸療法導入の流れ
在宅で使用される人工呼吸器の例
設定方法の一例
気管断面(気道の形状)
カフの大きさの違いによる圧のかかり方
気管カニューレの種類(診療報酬上での分類)
気管カニューレの固定
気管カニューレ留置に伴う合併症1
著者校正/監修レビュー済
2017/01/20


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