今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 大高俊一 国際医療福祉大学 救急医学

監修: 志賀隆 国際医療福祉大学 医学部救急医学/国際医療福祉大学成田病院 救急科

著者校正/監修レビュー済:2022/05/11
参考ガイドライン:
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期的なレビューを行った。

概要・推奨   

  1. 人工呼吸器管理は人体にとっては非生理的なものであり、陽圧換気による肺損傷等を最小限にするように設定を行い、可能な限り早期の離脱を図ることが重要である。
  1. 気管内挿管・人工呼吸器管理の適応は、①誤嚥や窒息を防ぐための気道確保、②酸素化、換気の障害、③呼吸仕事量と呼吸筋力の不均衡であり、SpO₂の値のみではその適応可否は判断できない。
  1. 酸素化の指標である動脈酸素分圧(PaO₂)は平均気道内圧と吸入酸素濃度(FiO₂)に比例し、換気の指標である動脈二酸化炭素分圧(PaCO₂)は分時換気量(一回換気量×呼吸回数/分)に反比例する。そのため呼吸器の設定変更ではどちらを改善するために行っているのか常に意識をすることで混乱を防ぐことができる。
アカウントをお持ちの方はログイン
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要とな
閲覧にはご契約が必要となります
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要 となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となり ます。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧
  1. 人工呼吸器管理において、プラトー圧は30㎝H2O以下に制限することが推奨される(推奨度1)
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となりま
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要とな
閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要とな
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必
  1. 閲覧にはご契約が必要となります。閲覧にはご契約が必要となりま

病態・疫学・診察 

疫学情報・病態・注意事項  
  1. 気管内挿管・人工呼吸器管理の適応は、①誤嚥や窒息を防ぐための気道確保、②酸素化、換気の障害、③呼吸仕事量と呼吸筋力の不均衡、――である。
  1. 呼吸仕事量と呼吸筋力のバランス:図<図表>
  1. 一般的に動脈酸素分圧(PaO₂)は平均気道内圧と吸入酸素濃度(FiO2)に比例し、動脈二酸化炭素分圧(PaCO₂)は分時換気量に反比例する。
  1. 換気の方式には大きく分けると、①換気量を設定して決められた量を換気する従量式換気(Volume-Control Ventilation:VCV)、②呼吸器からかける圧を設定して、その圧力の分、肺を換気する従圧式換気(Pressure-Control Ventilation:PCV)、――の2種類がある。VCVでは換気量は設定できるが吸気圧は設定できず、PCVでは吸気圧は設定できるが換気量は設定できない。いずれの換気方式にしても、設定した換気を行った結果のパラメータ(VCVであれば吸気圧、PCVであれば換気量)に注意する。
  1. 人工呼吸器の基本的なモードには、①呼吸努力がないときにも換気を行い、呼吸努力があったときには設定された換気を毎回行うA/C(Assist/Control Ventilation)、②自発呼吸があればそれに合わせて患者の吸気の間サポート圧をかけるCPAP+PS、③設定された回数までは設定された換気を行うが、それ以上に自発呼吸があればその分はCPAP+PSと同様の換気を行うSIMV(Synchronized intermittent mandatory ventilation)、――の3つがある。
  1. 各呼吸モードの違い:表<図表>
  1. 人工呼吸とはあくまで患者の呼吸の補助であり、常に患者自身の観察を行い、その呼吸状態に合わせて設定を行う。
  1. 人工呼吸器での換気はチューブを通してガスを押し込む陽圧換気であり、それ自体が肺への損傷を伴う。様々な機序が報告されているが総称してVALI(Ventilator Associated Lung Injury)と呼ばれ、VALIを防ぐための肺保護換気が重要となる。現時点で有効とされる肺保護換気には、以下の2点が挙げられる。
  1. ① 6~8mL/kg(予測体重計算)の小さい一回換気量での換気(Low Tidal Volume Ventilation)
  1. 身長と予測体重の換算表:表<図表>
  1. ② プラトー圧の30㎝H₂O以下への制限
 
  1. 人工呼吸とはあくまで患者の呼吸の補助であり、常に患者自身の観察を行いその呼吸状態に合わせて設定を行う。 
  1. トラブルシューティングとしては、auto-PEEPやリーク、患者との非同調性などに注意するが、緊急時には人工呼吸器から外してバッグバルブマスクなどで用手的に換気することも重要である。

各論 

これより先の閲覧には個人契約のトライアルまたはお申込みが必要です。

最新のエビデンスに基づいた二次文献データベース「今日の臨床サポート」。
常時アップデートされており、最新のエビデンスを各分野のエキスパートが豊富な図表や処方・検査例を交えて分かりやすく解説。日常臨床で遭遇するほぼ全ての症状・疾患から薬剤・検査情報まで瞬時に検索可能です。

まずは15日間無料トライアル
本サイトの知的財産権は全てエルゼビアまたはコンテンツのライセンサーに帰属します。私的利用及び別途規定されている場合を除き、本サイトの利用はいかなる許諾を与えるものでもありません。 本サイト、そのコンテンツ、製品およびサービスのご利用は、お客様ご自身の責任において行ってください。本サイトの利用に基づくいかなる損害についても、エルゼビアは一切の責任及び賠償義務を負いません。 また、本サイトの利用を以て、本サイト利用者は、本サイトの利用に基づき第三者に生じるいかなる損害についても、エルゼビアを免責することに合意したことになります。  本サイトを利用される医学・医療提供者は、独自の臨床的判断を行使するべきです。本サイト利用者の判断においてリスクを正当なものとして受け入れる用意がない限り、コンテンツにおいて提案されている検査または処置がなされるべきではありません。 医学の急速な進歩に鑑み、エルゼビアは、本サイト利用者が診断方法および投与量について、独自に検証を行うことを推奨いたします。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
大高俊一 : 特に申告事項無し[2025年]
監修:志賀隆 : 特に申告事項無し[2025年]

ページ上部に戻る

人工呼吸器の設定

戻る