在宅医療の夜間緊急往診の事例とその対処方法 :トップ    
監修: 和田忠志 いらはら診療所 在宅医療部
和田忠志 いらはら診療所 在宅医療部

概要

ポイント:
  1. 現代の在宅医療は「定期往診(訪問診療)」と「24時間対応」の2つから構成される。夜間の緊急対応は定期的医学管理と切り離すことができない。夜間の緊急対応は、定期的な訪問による医学管理および日中の対応の蓄積のもとに有効に実施される。したがって、日中の診療の質が高ければ、夜間の状態変化が減少する。
  1. 日中の診療で、夜間に起こり得ることを予測し、「予測に応じた治療」や、「起こり得ることの説明」、「使用するかもしれない頓用薬の処方」などを行うことにより、患者・家族の不安を除去し、夜間の患者・家族からの相談(および夜間臨時対応)を減らすことができる。
  1. 在宅医療に導入して間もない患者や、がん患者などの場合には、毎日あるいは隔日に、医師や看護師がこまめに訪問し、そのつど起こってくる問題点に対して、日中に対応することで夜間の相談を減らすことができる。また、夜間、患者や家族から電話相談を受ける場合にも、臨時往診を行う場合でも、その大部分は「日中のうちに予測されているもの」である。病状不安定な患者に対しては、日中の診療終了後、再度夕刻に訪問し、問題点を解決したり、再度、説明を行う医師もある。この方法も、本人や家族に安心を与え、夜間の相談や臨時往診の必要性を低下させる。
  1. 夜間のファーストコールは看護師が受ける方法と医師が受ける方法がある。看護師がファーストコールを受ける体制が医療技術的に自然である。そして、医師は看護師の判断と助言により、夜間に往診を行うべきかどうかを決定できる。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
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日中の具体的な対応
夜間の緊急対応の具体的な方法①
夜間の緊急対応の具体的な方法②
著者校正/監修レビュー済
2016/08/19