クローン病 :トップ    
監修: 上村直実 国立国際医療研究センター 国府台病院
長堀正和 渡辺守 東京医科歯科大学 消化器内科

概要

疾患のポイント:
  1. クローン病とは、原因不明の、口腔内から肛門周囲までの腸管のどの部位にでも発症する炎症性腸疾患の1つである。
  1. クローン病は、指定難病であり、IOIBDスコアで2点以上の場合などは申請し認定されると保険料の自己負担分の一部が公費負担として助成される。([平成27年1月施行])
  1.  難病法に基づく医療費助成制度 
 
診断: >詳細情報 
  1. 慢性、再発性の下痢、腹痛を訴える患者の多くは過敏性腸症候群であるが、以下の場合にはクローン病を疑い、大腸内視鏡検査などの画像検査を行う。
  1. 炎症性腸疾患の家族歴
  1. 体重減少、発熱、倦怠感などの全身症状
  1. 肛門の症状、痔瘻などの所見(および手術歴)
  1. 血液検査における貧血やCRPなどの炎症反応の上昇
  1. 再発性口腔内アフタ、関節痛、皮疹、眼症状など、腸管外合併症を疑う症状および所見
  1. 診断には、 「クローン病診断基準」が使用される。多くの場合、大腸内視鏡検査などの画像検査および生検検体の病理所見にて診断される。
  1. クローン病を示唆する内視鏡所見として、縦走潰瘍、敷石像がある。病理所見としては、非乾酪性類上皮細胞肉芽腫があるが、陽性率は高くない。
  1. 関連画像:
  1. クローン病診断基準:<図表>
  1. 小腸造影検査における回腸の縦走潰瘍および偏側性の壁硬化像:<図表>
  1. 大腸内視鏡検査における縦走潰瘍および敷石像:<図表>
  1. 非乾酪性類上皮細胞肉芽腫:…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

クローン病そのものの診断のための検査
○ クローン病そのものの診断のため、下記の検査を必ず行う。

追加情報ページへのリンク

薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

平成27年度クローン病治療指針(内科)
クローン病の重症度分類
胃十二指腸病変
クローン病診断基準
免疫抑制・化学療法により発症するB型肝炎対策ガイドライン(改訂版)
ステロイド性骨粗鬆症の管理と治療ガイドライン:2014年改訂版
非乾酪性類上皮細胞肉芽腫
大腸内視鏡検査における縦走潰瘍および敷石像
小腸造影検査における回腸の縦走潰瘍および偏側性の壁硬化像
痔瘻および肛門周囲膿瘍
著者校正/監修レビュー済
2017/07/31


詳細ナビ