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前立腺癌

著者: 井手久満 獨協医科大学埼玉医療センター 泌尿器科

監修: 堀江重郎 順天堂大学大学院医学研究科 泌尿器外科学

著者校正/監修レビュー済:2020/12/16
参考ガイドライン:
  1. 日本泌尿器科学会:前立腺癌診療ガイドライン 2016年版
  1. 日本泌尿器科学会:前立腺がん検診ガイドライン 2018年版

薬剤承認情報
2020年1月23日 ニュベクオ 錠(ダロルタミド)前立腺癌治療剤

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概要・推奨  

  1. 前立腺癌の危険因子として肥満や喫煙がある。
  1. 前立腺癌の脊椎転移から脊髄麻痺を来した場合、ステロイドの投与を即座に開始する。また、脊椎麻痺の進行を防ぐため、放射線療法もしくは手術療法(椎弓切除術)を施行する(推奨度1)。
  1. 去勢単独療法に比べて抗アンドロゲン剤とLH-RHアナログ製剤を使用するcombined androgen blockade(CAB)療法の有効性が示されている(推奨度1)。
  1. 前立腺癌の高リスク群に対しては放射線療法(外照射)と内分泌療法の併用により生存率の有意な改善がみられる(推奨度2)。
  1. 根治的前立腺全摘除術におけるEDの改善手段として、陰茎リハビリテーションの有効性が注目されている(推奨度2)。
  1. 開腹手術に対して、ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘除術は低侵襲であり、合併症や機能温存に対しても優位性が示されてきている。
  1. 前立腺癌の家族歴のある患者(父または兄弟に前立腺癌患者が1人以上存在する場合)では、PSA検査を受けることにより早期に前立腺癌を検出する可能性が高まる(推奨度2)。
  1. PSAスクリーニングの普及に伴い進行癌や転移癌の罹患率が低下、死亡率の減少が報告されている(推奨度1)。
  1. 抗酸化物質による前立腺癌発症予防が注目されてきている。しかし、疫学的研究や臨床研究から有効性における最終結論が出ている抗酸化物質はなく、今後さらなる研究の発展が望まれている(推奨度2)。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、新規抗アンドロゲン剤について加筆修正を行った。

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