膀胱結石症・尿道結石 :トップ    
監修: 中川昌之 鹿児島大学
安井 孝周 戸澤 啓一 名古屋市立大学大学院医学研究科 腎・泌尿器科学分野

概要

疾患のポイント:
  1. 膀胱結石症・尿道結石とは、膀胱、尿道に結石を認める状態である。全尿路結石の約5%を占める状態である。
  1. 発生機序は、大きく2つに分けられる。1つは、上部尿路結石が、自然に下降し膀胱内に排石したものが、膀胱内にとどまったもので、もう1つは、排尿障害が基礎疾患としてあり尿流停滞、慢性尿路感染症により結石の形成をした二次性のものである。前者はまれで、後者がほとんどである。
 
膀胱結石症:
  1. ポイント:
  1. 膀胱結石は、緊急性のある疾患ではなく、診断したら、その発生原因を調べることが最も大切である。専門医受診を勧める。
  1. 診断:
  1. 超音波検査でルールアウトし、膀胱尿道鏡で、確定診断する。
  1. 膀胱部に石灰化を認める、腹部単純撮影所見:<図表>
  1. 原因の評価:
  1. 前立腺肥大症、神経因性膀胱などの背景疾患や、長期臥床などの背景因子、尿道留置カテーテル、高尿酸血症などを評価する。
  1. 原因疾患・合併疾患の評価: >詳細情報 
  1. 予後:
  1. 排尿障害に伴う膀胱結石は、ほとんどすべてに尿路感染症を伴っており、起炎菌が耐性菌であった場合や結石の治療後に適切な尿路管理ができない場合は、再発のリスクが高まる。
  1. 治療:
  1. 発見されれば、自然排石が期待できる小結石を除いて、すべて結石除去のための内視鏡的砕石および摘除の適応である。
  1. 治療後は原因を精査し再発を予防する。
  1. 経尿道的膀胱結石砕石術:<動画>
 
尿道結石
  1. ポイント:
  1. 尿道結石は、膀胱結石が、排尿とともに、尿道に陥頓した状態である。
  1. 尿道結石は、急激に発生した、強い排尿障害でありほぼ全例が男性である。急性尿閉を来す可能性がありすぐに専門医を紹介する。
  1. 診断:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

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薬剤監修について:
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※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
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(詳細はこちらを参照)

膀胱部に石灰化を認める、腹部単純撮影のデータ
巨大膀胱結石と高齢女性での尿道嵌頓結石
膀胱部に石灰化を認める、腹部単純撮影のデータ
著者校正/監修レビュー済
2016/09/02