妊娠期乳癌 :トップ    
監修: 中村清吾 昭和大学医学部外科学講座乳腺外科学部門
猿丸修平 ブレストクリニック築地

概要

疾患のポイント: >詳細情報 
  1. 妊娠中や分娩直後、授乳期間中に診断される乳癌は、妊娠期乳癌と称される。
  1. 出産10万例あたり15~35例とまれな事象であるが、出産の高齢化に伴い、増加傾向にある。
 
診断: >詳細情報 
  1. ポイント:
  1. 通常の乳癌診断と同様に、視触診、乳房超音波検査、マンモグラフィ検査、細胞診、組織診などを用いる。
  1. 妊娠中のマンモグラフィ、組織検査を行う際の局所麻酔は禁忌ではない。
  1. 乳房MRI検査は、妊娠第1期には避けたほうがいいとの報告もある。ガドリニウム造影剤の安全性に関してのデータは十分ではない。
 
ステージング・合併症評価: >詳細情報 
  1. ポイント:
  1. 妊娠期乳癌と診断された場合、遠隔転移の有無を含めたステージングが重要となる。
  1. 放射線被ばくを考慮する。胸部CT、腹部CTは実施すべきでない。必要な場合は腹部MRIを用いる。
  1. 脳転移はMRIを検討する。
  1. 骨シンチグラフィは、安全性に関して問題ないとされている。
  1. 術中センチネルリンパ節生検:
  1. 妊娠中のセンチネルリンパ節生検の安全性と精度に関しては、十分には検証しきれていないところである。
 
予後評価: >詳細情報 
  1. 診断されたステージに応じて、治療方針を決定する。妊娠期乳癌のステージは、通常の乳癌ステージと予後予測に関して、差異はないとされている。
 
治療: >詳細情報 
  1. ポイント:

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

妊娠期別にみた乳癌の治療戦略
聖路加国際病院 妊娠期乳癌9例の治療経過
著者校正済:2018/07/23
現在監修レビュー中

改訂のポイント:
  1. 乳がん患者の妊娠出産と生殖医療に関する診療の手引き 2017年版
  1. 乳癌診療ガイドライン1 治療編 2018年版
  1. 乳癌診療ガイドライン2 疫学・診断編 2018年版
に基づき確認を行った(変更点なし)。