サルコイドーシス(眼科) :トップ    
監修: 沖波聡 倉敷中央病院眼科
南場研一 北海道大学 眼科学分野

概要

疾患のポイント: >詳細情報 
  1. サルコイドーシスとは全身の多臓器にサルコイド(肉芽腫)を形成する炎症性疾患であり、眼症状として肉芽腫性ぶどう膜炎を呈する。日本ではぶどう膜炎の原因として最も多い疾患である。慢性に経過することが多いが活動性に波がある。白内障、緑内障、黄斑上膜、嚢胞様黄斑浮腫などの合併症がみられることが多い。点眼薬での治療が主体となるが、重症例ではステロイド薬の内服や眼周囲注射が必要となる。
  1. サルコイドーシスは、眼、皮膚、心臓、リンパ節などに好発する。
  1. 女性にやや多くみられ、好発年齢は20~30歳代と50~70歳代の2峰性である。
  1. 慢性肉芽腫性ぶどう膜炎がみられるときに想起する。
  1. 眼サルコイドーシスを含むサルコイドーシスは、指定難病であり、重症度3以上などの場合は申請し認定されると保険料の自己負担分の一部が公費負担として助成される。([平成27年1月施行])
  1.  難病法に基づく医療費助成制度 
  1.  肺サルコイドーシス 
  1.  心サルコイドーシス 
 
診断:アルゴリズム  >詳細情報 
  1. 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会が定める診断基準(2015年改訂)に従う。特に他臓器(肺・皮膚など)での病変の有無が重要である。
  1. 診断基準: >詳細情報 
  1. 血液・尿検査、胸部X線写真撮影を行う。
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評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断のための検査例
  1. 日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会が定める診断基準(2015年改訂)に従う。 >詳細情報 アルゴリズム
  1. 血液・尿検査、胸部X線写真撮影を行う。
  1. 以下の検査の結果サルコイドーシスが疑われる場合には、速やかに呼吸器科(皮膚病変があれば皮膚科)へ精査を依頼する。
○ 初診時に1)~8)を行う。肺門リンパ節腫脹が疑われた場合12)を、症状を認めるときに13)を検査する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

サルコイドーシスの診断基準
豚脂様角膜後面沈着物と虹彩結節(Busacca結節)
虹彩結節(Koeppe結節)
隅角結節
テント状周辺虹彩前癒着
雪玉状硝子体混濁
静脈周囲炎
網膜滲出斑
網脈絡膜萎縮巣
視神経乳頭肉芽腫
著者校正/監修レビュー済
2016/11/30