一酸化炭素中毒 :トップ    
監修: 箕輪良行 みさと健和病院 救急総合診療研修顧問
入江仁 京都府立医科大学総合医療・医学教育学

概要

疾患のポイント:
  1. 一酸化炭素(CO)中毒とは、一酸化炭素に曝露することにより、組織の低酸素状態および細胞障害が生じることで、頭痛、めまい、嘔吐など( エビデンス )の中毒症状を認める状態である。
  1. CO中毒による死亡者数はわが国で年間数千人といわれている。原因としては火災や暖房器具の不具合が多いが、近年ではインターネットを通じた集団自殺の事例もある。
 
診断: >詳細情報 
  1. 一酸化炭素(CO)に曝露された病歴があり、中毒を疑う症状や身体所見を有する患者で、血液ガスでCO-Hb濃度の上昇があればCO中毒と診断する。 エビデンス 
  1. CO-Hb濃度の基準値は通常2%未満であり、喫煙者で5~13%である。 エビデンス 
  1. 火災現場で煙を吸って搬送された患者の場合、CO中毒にシアンガス中毒を合併している可能性を考慮しておくことが勧められる。 エビデンス 
  1. 自殺企図の場合、同時に複数の薬物やアルコールを摂取していることがあるため、中毒のスクリーニング検査や血中アルコール濃度測定を考慮する。 エビデンス 
 
重症度・予後評価: >詳細情報 
  1. バイタルサインの異常や意識障害などの神経精神症状、心筋虚血の循環器症状、代謝性アシドーシスや高乳酸血症がみられれば、重症と判断する。
 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

診断のための検査例
  1. 一酸化炭素(CO)に曝露された病歴があり、中毒を疑う症状や身体所見を有する患者で、血液ガスでCO-Hb濃度の上昇があればCO中毒と診断する。 エビデンス 
  1. CO-Hb濃度の基準値は通常2%未満であり、喫煙者で5~13%である。 エビデンス 
○ 一酸化炭素中毒を疑った場合、全例で1)を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

著者校正/監修レビュー済
2016/07/21


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