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概要・推奨
疾患のポイント:- 遅発性ジスキネジア(tardive dyskinesia、TD)とは、抗精神病薬に関連して、ゆっくりあるいは遅れて発症する不随意運動のことであり、難治となることが多い。ジスキネジアばかりでなく、振戦、アカシジアやジストニアを呈する症例もあり、これらを総称してtardive syndromeとも呼ばれる。
- 典型的なTDは反復する、無目的の不随意運動であり、舌を突き出す、顔をしかめる、口唇をすぼませる、舌鼓をうつ、など口~舌~顔面に多いが、体幹、四肢筋にもみられる。
- TDは情動的な興奮やストレスで増強する。TDがみられる部位を随意的に動かすことで軽快し、睡眠中は消失する。
診断: >詳細情報 - TDの診断基準(DSM−V)に基づき診断を進める。
- TDは舌、顔面、口周囲(ときに咽頭、四肢筋、横隔膜や体幹筋にもみられる)の少なくとも数週間持続するアテトーゼ、あるいは舞踏運動様の不随意運動である。
- 抗精神病薬を少なくとも数カ月間使用している。
- 高齢者の場合には、TDはより短い治療期間でも生じてくることがある。
- TD類似の不随意運動が、抗精神病薬の中断あるいは変更・減量の際に生じることがあり、離脱緊急ジスキネジアと呼ばれる。離脱緊急ジスキネジアは短期間に収束する。
- 診断は、上述の特徴的な継続的な動きに加え、抗精神病薬などのドパミン遮断作用のある薬剤の服用歴が確認できること(病歴・診察のポイント: >詳細情報 )、そしてかつジスキネジアを起こす他の疾患を除外できること(鑑別疾患:
)である。
重症度・予後: >詳細情報 - TDは早期発見・早期対応が難治化と遷延化を防ぐ。
- TDの重症度評価法には、異常不随意運動評価尺度(Abnormal Involuntary Movement Scale 、AIMS)が広く用いられている。
治療: …
検査・処方例
※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
■TD診断に必要な検査
疾患のポイント:
- 遅発性ジスキネジア(tardive dyskinesia、TD)とは、抗精神病薬に関連して、ゆっくりあるいは遅れて発症する不随意運動のことであり、難治となることが多い。ジスキネジアばかりでなく、振戦、アカシジアやジストニアを呈する症例もあり、これらを総称してtardive syndromeとも呼ばれる。
- 典型的なTDは反復する、無目的の不随意運動であり、舌を突き出す、顔をしかめる、口唇をすぼませる、舌鼓をうつ、など口~舌~顔面に多いが、体幹、四肢筋にもみられる。
- TDは情動的な興奮やストレスで増強する。TDがみられる部位を随意的に動かすことで軽快し、睡眠中は消失する。
診断: >詳細情報
- TDの診断基準(DSM−V)に基づき診断を進める。
- TDは舌、顔面、口周囲(ときに咽頭、四肢筋、横隔膜や体幹筋にもみられる)の少なくとも数週間持続するアテトーゼ、あるいは舞踏運動様の不随意運動である。
- 抗精神病薬を少なくとも数カ月間使用している。
- 高齢者の場合には、TDはより短い治療期間でも生じてくることがある。
- TD類似の不随意運動が、抗精神病薬の中断あるいは変更・減量の際に生じることがあり、離脱緊急ジスキネジアと呼ばれる。離脱緊急ジスキネジアは短期間に収束する。
- 診断は、上述の特徴的な継続的な動きに加え、抗精神病薬などのドパミン遮断作用のある薬剤の服用歴が確認できること(病歴・診察のポイント: >詳細情報 )、そしてかつジスキネジアを起こす他の疾患を除外できること(鑑別疾患:
)である。
重症度・予後: >詳細情報
- TDは早期発見・早期対応が難治化と遷延化を防ぐ。
- TDの重症度評価法には、異常不随意運動評価尺度(Abnormal Involuntary Movement Scale 、AIMS)が広く用いられている。
治療: …
■TD診断に必要な検査
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TD診断に必要な検査
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
著者により作成された情報ではありません。
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※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
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すべての医療従事者の皆様に敬意を表します。
人々の健康を守っていただき、ありがとうございます。
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