急性咳嗽

著者: 吉藤歩 東京都済生会中央病院 腎臓内科

監修: 野口善令 名古屋第二赤十字病院

著者校正/監修レビュー済:2019/11/08
参考ガイドライン:
  1. 日本呼吸器学会咳嗽・喀痰ガイドライン2019作成委員会:咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019
  1. Classification of Cough as a symptom in Adults and Management Algorithms, Chest Guideline and Expert Panel Reprot 2018

概要・推奨  

  1. 咳嗽を主訴に診療所や病院を受診する患者数は非常に多く、その原因は多くは感染性咳嗽である。
  1. 急性咳嗽の患者が脈拍>100/分、呼吸回数>24回/分、体温>38、または聴診でラ音や浸潤影を疑う所見を認めた場合には、肺炎を除外するために胸部X線を撮影することが推奨される(推奨度2)
  1. 胸部X線が陰性であった場合には、喀痰培養を行うことは推奨されない(推奨度3)。
  1. クラミジアの診断のための各種検査を行うことは不必要である(推奨度3)
  1. β2アゴニストのルーチンでの使用のエビデンスはない。
  1. 基礎疾患のない急性気管支炎患者では、抗菌薬治療の有効性に乏しく、使用は推奨されない(推奨度3)
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

改訂のポイント:
  1. 咳嗽・喀痰の診療ガイドライン2019および2018年のChestに掲載された咳嗽のアルゴリズムに基づき、急性咳嗽と亜急性咳嗽のフロ-チャ-トの修正を行った。
  1. マイコプラズマの迅速検査が普及してきたことからマイコプラズマの抗原検査の意義について修正を行った。


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