チアノーゼ :トップ    
監修: 金城紀与史 沖縄県立中部病院
柳 秀高 東海大学 内科学系総合内科

概要

症状のポイント:
  1. チアノーゼとは皮膚や粘膜が青あるいは紫にみえることである。患者の主訴としての頻度は高くなく、ショックやもともとある心肺疾患によることがほとんどである。これらには心肺サポートなど、迅速な対応が必要である。
 
緊急時の対応: >詳細情報 
  1. 早急にショック、呼吸不全の治療を行う。反応があるかどうかでその後の対応、鑑別診断などを決めるので、注意する。 エビデンス 
 
症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 診断に基づき治療を行う。低酸素血症には酸素投与を行い、メトヘモグロビン血症ではメチレンブルーを考慮する。 エビデンス 
 
診断へのアプローチ:(診察: >詳細情報 )
  1. チアノーゼは、末梢性と中枢性に分類され、中枢性は舌や頬粘膜でよく観察され、肺での酸素化低下か異常ヘモグロビンによるものである。末梢性は四肢末梢で観察され、末梢循環不良による。組織の低酸素症があれば、必ずしも低酸素血症がなくても認め得る。
  1. ショックでなく、動脈血酸素分圧が正常なのにもかかわらず中枢性チアノーゼがある場合は、酸素を結合し、末梢へ運搬する能力の低い異常ヘモグロビン(メトヘモグロビンなど)を疑う。 エビデンス 
  1. 発症時期、持続時間、誘引、1日でいつ頃症状が認められるか、以前に同様のことがあったか、心肺疾患を中心とする既往歴、過凝固状態、家族歴(チアノーゼ性疾患や血液疾患)などは重要である。
  1. また、酸素の投与により症状が改善するかどうかも鑑別に役立つ。
  1. チアノーゼの病態生理、感度特異度: 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

チアノーゼ患者での初期対応
  1. ショック、低酸素、高乳酸血症の有無について迅速に検討する。
  1. ショックがあれば治療を行いながら、原因検索を行う。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

末梢性チアノーゼの鑑別フローチャート
中枢性チアノーゼの鑑別フローチャート
メトヘモグロビン血症を起こす薬剤
肺塞栓性の診断アルゴリズム
末梢性チアノーゼ
著者校正/監修レビュー済
2017/10/31


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