便秘症 :トップ    
監修: 上村直実 国立国際医療研究センター 国府台病院
松橋信行 NTT東日本関東病院 消化器内科

概要

症状のポイント:
  1. 便秘症とは、本来体外に排出すべき糞便を十分量かつ快適に排出できない状態をいう。下記のような症状がみられる。
  1. いきみ
  1. 兎塊状便または硬便
  1. 残便感
  1. 直腸の閉塞した感じや詰まった感じ
  1. 4回に1回以上は用手的に摘便している状況
  1. 週に3回未満排便
  1. 洋式トイレは構造上排便に不向きであり、和式便所が排便に好都合である[1][2]。
 
緊急対応: >詳細情報 
  1. 便秘を主訴とする疾患で緊急の対応が必要な診断として、腸閉塞がある。

症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 器質性(腸閉塞など)や症候性(糖尿病など)、薬剤性などの便秘を除外してから治療を開始する。
  1. 便秘の治療のアルゴリズム:アルゴリズム
  1. 便秘の治療で推奨されているものに、食事療法(高繊維食[ぬか20g/日] エビデンス と、水分補給2L+高繊維食[25g/日]  エビデンス )、プルーン摂取( エビデンス )、寒天摂取などがある。ただし、エビデンスは弱い。

専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 大腸癌、神経性食思不振症などがあれば、専門医に相談を考慮する必要がある。
 

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

急性発症や随伴症状を伴う場合
○ 急性発症や随伴症状を伴う便秘の場合、必要に応じて下記の1)~4)の検査を行う。症状が継続する場合は、下記5)~6)の検査を追加する。

追加情報ページへのリンク

 

リファレンス

img  1:  The anal canal and rectum: their varying relationship and its effect on anal continence.
 
PMID 5926158  Dis Colon Rectum. 1966 Nov-Dec;9(6):449-52.
img  2:  Jonathan Isbit:Nature Knows Best:Health Benefits of the Natural Squatting Position. Natures Platform, 2008
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

便秘の治療のアルゴリズム
慢性便秘(症)の分類
著者校正/監修レビュー済
2018/05/23