未破裂脳動脈瘤 :トップ    
監修: 甲村英二 神戸大学大学院医学研究科外科系講座脳神経外科学分野
吉田和道 宮本享 京都大学大学院医学研究科脳神経外科学

概要

疾患のポイント:
  1. 未破裂脳動脈瘤とは、破裂した形跡のない脳動脈瘤であり、破裂してクモ膜下出血を発症することがある。
  1. 成人における保有率は、2~5%程度とされている。
  1. 脳動脈瘤発生の高危険因子は、クモ膜下出血の家族歴、多発性嚢胞腎などの結合組織病、クモ膜下出血の既往などである。 エビデンス 
  1. 症候化の原因として最も重要な破裂のほかに、瘤による神経圧迫症状や瘤内血栓による脳塞栓症などがある。
  1. 内頚動脈‐後交通動脈分岐部動脈瘤による動眼神経麻痺:<図表>
 
診断・スクリーニング: >詳細情報 
  1. スクリーニングは、非侵襲的なMR血管造影法(MRA)で行い、必要に応じてCT angiography(CTA)あるいはデジタル・サブトラクション血管撮影法(DSA)を追加する。
  1. ブレブを有する未破裂中大脳動脈瘤:<図表>
  1. 右・内頚動脈‐後交通動脈分岐部にできた巨大動脈瘤:<図表>
  1. 多発性脳動脈瘤:<図表>
 
重症度・予後: >詳細情報 
  1. 日本における5mm以上の未破裂動脈瘤の年間破裂率は1%前後とされている。
  1. 大きさが7mm以上、症候性動脈瘤、部位については前交通…

評価・治療の進め方

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。

未破裂脳動脈瘤の診断
  1. スクリーニングは、非侵襲的なMRAで行う。
  1. MRAが実施できない場合、MRAで動脈瘤を否定できない場合、動脈瘤に関する詳細な情報が必要な場合などにおいて、CT angiography(CTA)あるいはDSAを行う。
  1. CTAあるいはDSAを行う前には腎機能低下の有無やアレルギーの既往の有無をチェックする。
○ スクリーニングとして1)を行う。1)ができない場合は必要に応じて2)3)を考慮する。

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薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

未破裂脳動脈瘤の治療方針決定
内頚動脈‐後交通動脈分岐部動脈瘤による動眼神経麻痺
ブレブを有する未破裂中大脳動脈瘤
右・内頚動脈‐後交通動脈分岐部にできた巨大動脈瘤
多発性脳動脈瘤
著者校正/監修レビュー済
2016/11/30


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