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眼内腫瘤

著者: 後藤浩 東京医科大学病院

監修: 沖波聡 倉敷中央病院眼科

著者校正/監修レビュー済:2016/08/05

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概要・推奨  

ポイント:
  1. 眼内腫瘤とは、眼内組織、すなわち網膜およびぶどう膜(虹彩、毛様体、脈絡膜)組織に発生する腫瘍や、網脈絡膜の血管障害に起因する出血(血腫)など、眼内に腫瘤を形成する病態の総称である。
  1. 眼内腫瘍は良性と悪性に分類され、悪性腫瘍には原発性のほか、他臓器からの転移などの続発性腫瘍がある。

緊急対応: >詳細情報 
  1. 緊急対応が必要になることはまれである。

症状治療・診断的治療: >詳細情報 
  1. 良性眼内腫瘍については、視機能にまったく影響を及ぼしていない場合には経過観察となることが多い。
  1. 漿液性網膜剝離や黄斑浮腫、網膜上膜などの視力の低下や視野障害を来した場合には光凝固や硝子体手術などの治療が行われる。
  1. 悪性腫瘍は放置すれば視機能のみならず生命予後にも関わるため、迅速かつ的確な診断が求められる。

入院適応: >詳細情報 
  1. 良性の眼内腫瘍は入院加療を要することはほとんどない。

専門医相談のタイミング: >詳細情報 
  1. 眼内腫瘍はまれな疾患であり、臨床診断には経験を要する。まずは一度、専門医に相談することが望ましい。
 
診断へのアプローチ:(問診・診察: >詳細情報 ・鑑別疾患: 鑑別疾患 )
  1. 眼内腫瘍の診断上、最も重要なのは眼底検査などの検眼鏡検査から得られる所見である。
  1. 腫瘍が小さい場合にはCTやMRI、超音波断層検査は有用ではない。
  1. 蛍光眼底造影などの眼底画像検査、超音波生体顕微鏡検査は補助診断として用いられる。
  1. 眼内の隆起性変化のすべてが腫瘍とは限らない。網膜細動脈瘤やポリープ状脈絡膜血管症の破裂に伴う網膜下血腫などは、しばしば眼内腫瘍と誤診されることがある。
  1. 頻度の高い疾患: …

検査・処方例

※選定されている評価・治療は一例です。症状・病態に応じて適宜変更してください。
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 片山志郎 以下、林太祐、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、
著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適用の査定において保険適用及び保険適用外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適用の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)

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