今日の臨床サポート 今日の臨床サポート

著者: 新井一郎 日本薬科大学

監修: 田妻進 JR広島病院/広島大学

著者校正済:2025/01/15
現在監修レビュー中
患者向け説明資料

改訂のポイント:
  1. 定期レビューを行い、以下について加筆修正を行った。
  1. RCTで統計学的に有意な有効性が報告されている漢方製剤の疾患・症状を最新のものに改定
  1. 「漢方エキス製剤のランダム化比較試験における主なエビデンス」、「漢方製剤のメタアナリシス」の表を最新のものに更新
  1. 日本東洋医学会の『漢方製剤の記載を含む診療ガイドライン2022(2023年8月3日)』を参考に「診療ガイドラインにおける漢方薬の推奨度」の表を更新
  1. 読みやすくするため、重要事項だけに絞って文章を短かくし再構成

概要・推奨   

  1. 漢方は、古代中国医学をもとに、わが国で独自に成立した伝統医療である。
  1. 漢方薬は、従来は「煎じ薬」の形で用いられてきたが、近年は品質コントロールされた漢方エキス製剤を用いる場合が多く、148種の医療用漢方製剤が保険収載されている。
  1. 漢方薬は、本来は伝統的漢方理論に基づいて用いるものである。しかし、近年、漢方エキス製剤の臨床エビデンスが蓄積されてきたことから、科学的エビデンスだけに基づき投薬されることが多くなり、現代薬との併用も行われている。
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文献 

新井一郎. 日本の漢方産業の歴史. 薬史学雑誌. 2015; 50 (1): 1-6.
日本漢方生薬製剤協会. 漢方薬処方実態調査(定量). 2011.
漢方治療におけるエビデンスレポート. 日本東洋医学雑誌 2005; 56 EBM別冊号.
Motoo Y, Arai I, Tsutani K.
Use of Kampo diagnosis in randomized controlled trials of Kampo products in Japan: a systematic review.
PLoS One. 2014;9(8):e104422. doi: 10.1371/journal.pone.0104422. Epub 2014 Aug 13.
Abstract/Text BACKGROUND: The Committee for Evidence-based Medicine (EBM) of the Japan Society for Oriental Medicine started compiling Evidence Reports of Kampo Treatment (EKAT) in 2007. EKAT is a compilation of structured abstracts of randomized controlled trials (RCTs), along with comments by a third party reviewer. As of 31 December, 2012, there were 378 RCTs of Kampo medicines in Japan. The primary research question of this study is "How frequently is Kampo diagnosis used in RCTs of Kampo medicines?" The secondary research question is "When is Kampo diagnosis used in RCTs?"
MATERIALS AND METHODS: The structured abstract (SA) of each RCT article was reviewed to examine how Kampo diagnosis was used in RCTs, especially how Kampo diagnosis was used in the randomization process.
RESULTS: Kampo diagnosis was used before randomization in 27 RCTs (7.1%), after randomization in 31 RCTs (8.2%), and not used in 320 RCTs (84.7%). Before randomization, Kampo diagnosis was used as a criterion for inclusion in 10 RCTs, criterion for exclusion in 9 RCTs, and criteria for both inclusion and exclusion in 2 RCTs. Kampo formulas were determined according to Kampo diagnosis in 7 RCTs. After randomization, subgroup analyses according to Kampo diagnosis were done in 27 RCTs, and grade of disease severity at Kampo diagnosis was used for analysis as an endpoint in 4 RCTs.
CONCLUSIONS: Kampo diagnosis was used before randomization only in approximately 15% of RCTs, and the number of RCT articles using Kampo diagnosis after randomization was almost the same as that before randomization. Further studies to determine the good RCTs conforming to CONSORT requirements and good systematic reviews conforming to PRISMA requirements are needed to clarify the significance of Kampo diagnosis.

PMID 25119187
薬剤監修について:
オーダー内の薬剤用量は日本医科大学付属病院 薬剤部 部長 伊勢雄也 以下、渡邉裕次、井ノ口岳洋、梅田将光および日本医科大学多摩永山病院 副薬剤部長 林太祐による疑義照会のプロセスを実施、疑義照会の対象については著者の方による再確認を実施しております。
※薬剤中分類、用法、同効薬、診療報酬は、エルゼビアが独自に作成した薬剤情報であり、 著者により作成された情報ではありません。
尚、用法は添付文書より、同効薬は、薬剤師監修のもとで作成しております。
※同効薬・小児・妊娠および授乳中の注意事項等は、海外の情報も掲載しており、日本の医療事情に適応しない場合があります。
※薬剤情報の(適外/適内/⽤量内/⽤量外/㊜)等の表記は、エルゼビアジャパン編集部によって記載日時にレセプトチェックソフトなどで確認し作成しております。ただし、これらの記載は、実際の保険適応の査定において保険適応及び保険適応外と判断されることを保証するものではありません。また、検査薬、輸液、血液製剤、全身麻酔薬、抗癌剤等の薬剤は保険適応の記載の一部を割愛させていただいています。
(詳細はこちらを参照)
著者のCOI(Conflicts of Interest)開示:
新井一郎 : 特に申告事項無し[2024年]
監修:田妻進 : 特に申告事項無し[2024年]

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